全日本F3選手権 第13戦 決勝上位ドライバーコメント
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全日本F3選手権第13戦の表彰台 |
■第13戦 優勝:山下健太
(ZENT TOM'S F312/Car No.36/TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「ひさびさのポールポジションスタートで、スタートさえ決めれば勝てると思っていましたが、中盤くらいから高星選手が速いなと感じはじめて、終盤は思っていたより接近されて苦しいレースになりました。ポイントランキングのことも考えるとファステストラップを獲ることができて良かったです。明日も上げられるだけポジションを上げてゴールしたい。SUGOではB-MAX Racing Team with NDDP勢が速いと思うので、今から対策しておきたいですね」
■第13戦 2位:高星明誠
(B-MAX NDDP F3/Car No.23/B-MAX Racing Team with NDDP/VOLKSWAGEN A41)
「コース上で抜くのは難しいと思ってスタートに集中しましたが、うまくいかずにポジションキープになってしまいました。中盤から僕の方がペースが良かったのは嬉しい想定外でした。この差ならオーバーテイクが難しい岡山でも最後に抜けるかなと思っていたのですが、結局抜けませんでしたね。そこは明日に課題が残りましたが、レースペースは良かったですし、明日はポールポジションの優位性を活かして勝ちたいです」
■第13戦 3位:坪井 翔
(ZENT TOM'S F314/Car No.37/TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スタートは以前に比べてだいぶ良くなってきたのですが、それでもポジションキープにとどまりました。レース中はペースが良くなくて、マーデンボロー選手にずっと詰められている状態でしたが、前回は同じような状況でミスしてポジションを下げたところを、今回は3位を守り切れたので、それは自信になりました。ただ、今日のペースの悪さを考えると明日は苦しいレースになると思っています。ペースの改善点はあると思いますし、今日より周回数も長くなるのでそこをしっかり考慮して臨みたいと思います」
■第13戦 12位(F3-N 1位):片山義章
(Petit LM Racing/Car No.78/Petit Lemans Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「スタートも決めることができ、ミスなくずっと走ることができたので、自分としてはいいレースだったと思います。いつもはスタートでミスをしてしまって“テール・トゥ・ウイン”が多かったのですが、今日は“ポール・トゥ・ウィン”をすることができました。慣れているコースということもあり、自然な気持ちで走ることができたと思います。これで第14戦にタイトルの可能性も出ていますが、DRAGON選手次第のところもあるので、廣田選手にがんばってもらいます(笑)」
■第13戦 13位(F3-N 2位):DRAGON
(B-Max Racing F306/Car No.30/B-MAX RACING TEAM/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「今回は片山選手が地元で速いのは分かってはいましたが、予選でもう少し近づければと思っていたものの、専有走行からあまり調子も上がらず、予選では大差をつけられてしまいました。レースは何が起きるか分からないとは思っていて、前に離されないように意地を見せようと思っていました。その甲斐もあって、残り3周で廣田選手をかわすことができましたが、走っているなかで自分の得意なところ、相手が得意なところを冷静に分析し、そのとおりにパスできたので、気持ちいいオーバーテイクでしたね。タイトル争いを盛り上げることができるのは僕だけなので、片山選手に簡単にチャンピオンを獲らせないように最終戦までがんばります(笑)」
■第13戦 13位(F3-N 3位):廣田 築
(アルビレックスF306TLM/Car No.9/ALBIREX RACING TEAM/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「スタートはまずまずで、ポジションキープで走ることができていたのですが、終盤タイヤの消耗が大きくなってきて、グリップダウンしてきてしまいました。そこでミスをしてしまい順位を落としてしまったのですが、単純なミスなので、第14戦ではそういうことがないようにしっかりと走りたいです。明日は今日より少し早い時間帯のレースですから、路面温度が上がらなければマネージメントはできると思うので、それほどタイヤには不安はないです」