全日本F3選手権 第14戦 決勝上位ドライバーコメント
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全日本F3選手権第14戦を制した高星明誠と3位の牧野任祐 |
■第14戦 優勝:高星明誠
(B-MAX NDDP F3/Car No.23/B-MAX Racing Team with NDDP/VOLKSWAGEN A41)
「第13戦のレースペースが良かったので、今日に関してはスタートが課題だと思って挑みました。結果的に、自分のこれまでの人生のなかでも一番いい方のスタートが切れて、ここからは自分のペースで、どれだけギャップを広げられるかという方向に意識を変えて走りました。その結果、相手が見えないぐらい離せたので良かったと思います。もともと鈴鹿大会までのスポット参戦の予定で、その鈴鹿で2連勝して有終の美を飾れたと思っていたところで今回また参戦できることになりました。もてぎで結果を残せていなかったので、岡山では課題としていた予選でもポールポジションを獲って速さを見せられたし、最終的に優勝もできてよかったですね」
■第14戦 2位:阪口晴南
(HFDP RACING F312/Car No.7/HFDP RACING/HONDA MF204D)
「3番手スタートでしたが、舞い上がることなく落ち着いて良いスタートを切ることができたと思います。序盤、なんとか高星選手についていこうとしたのですが離されてしまい、中盤から後半はうしろの牧野選手たちとの戦いでした。シーズン序盤はF3に対して僕の力不足を感じていましたが、中盤くらいから徐々に調子を上げてくることができて、今回こうして表彰台という結果を出せたことに、チームと監督に感謝したいです。残り3レースに向けてしっかりと準備して、SUGOでは初優勝できるように頑張ります」
■第14戦 3位:牧野任祐
(TODA FIGHTEX/Car No.12/TODA RACING/TODA TR-F301)
「スタートがすべてでしたね。レース中はいろいろあったので、抜き返せるかと思ったのですが、やはり抜けませんでした。ただ、前に近づくとダウンフォースが抜けてなかなかそれ以上いけないところを何とか自分の走り方でカバーできるように工夫して走ったので、自分の中の引き出しは増えたかなと思います。SUGOでは、得意のウエットコンディションになってほしいですね」
■第14戦 10位(F3-N 1位):片山義章
(Petit LM Racing/Car No.78/Petit Lemans Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「スタートでは最後尾スタートのマーデンボロー選手がどう抜いてくるのかが気になっていました。下手なところで譲ると他のドライバーにも抜かれてしまうので……。2コーナーでマーデンボロー選手に前に出られたときに、うしろの選手とのギャップも縮まったのですが、自分のペースでどんどん行けば離していけると思ったので、うしろも見ずに自分のペースで走りました。ホームコースでシリーズチャンピオンを決めたかったですが、次のSUGO戦が楽しみになりました。最後まで油断せず、1ポイント2ポイントを大事に全力でいきたいと思います」
■第14戦 11位(F3-N 2位):DRAGON
(B-Max Racing F306/Car No.30/B-MAX RACING TEAM/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「昨日の公約を果たして、最終戦までタイトル争いを引っ張れたことに、自分なりに満足しています。実は、今週まったく試していなかったセッティングで決勝レースに挑んだのですが、それが大当たりで、結果論で言えばこの形で予選から走れていれば……と後悔するくらいでした。レース中盤くらいまでは、前に近いペースで走れましたね。終盤はタイヤの消耗の問題でペースを落とさざるを得ない状況でした。SUGOは自分がいちばん速く走れるコースだと思っていますし、3連勝する気持ちで準備をしていきたいと思います」
■第14戦 12位(F3-N 3位):アレックス・ヤン
(ALEX YANG Hanashima F3/Car No.5/HANASHIMA RACING/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「岡山は去年、日本で初めて表彰台に上がった場所ですが、去年よりもうまく走れるようになったと思います。でもまだまだ力不足を感じましたし、もっと練習しなければと思いました。レース中は他の選手との争いというより、自分との戦いという意識が強かったです。次のSUGOは、昨年のレースウィークで、たしか3度クラッシュをしてしまったコースです。なんとか今年はクラッシュの数を減らしたい。マシンを壊すことなくレースができるように頑張りたいと思います」