全日本F3選手権 第13戦／第14戦予選上位ドライバーコメント
■第13戦 予選ポールポジション／第14戦 予選5番手
山下健太
（ZENT TOM'S F312／Car No.36／TEAM TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「1回目の予選でポールポジションが獲れたのは良かったです。前回の岡山大会では完全にB-MAX Racing Team with NDDP勢に負けていたので、もちろん挽回するつもりで準備はしてきましたが、ふたを開けてみたら思ったより向こうにスピードがないなという印象です。そういう意味では2回ともポールポジションを獲りたかったのですが、2回目の予選では欲をかきすぎていろいろミスをしてしまいました。まずは第13戦でしっかりポール・トゥ・ウィンを決められるようがんばります」
■第13戦 予選2番手／第14戦 ポールポジション
高星明誠
（B-MAX NDDP F3／Car No.23／B-MAX Racing Team with NDDP／VOLKSWAGEN A41）
「予選のクルマのバランスも良かったですし、僕自身もレースウイークが始まる前からしっかりと照準を合わせてきたので、ポールポジションを獲ることができてよかったです。昨日の練習走行では午前中、16周しか走れずに終わってしまってセッティングが進まなかったのですが、エンジニアもそれを考慮してセットの進め方も厳選してくれたりして、その後の走行を進めてきました。その結果がポールポジションという形にできたのも良かったと感じています」
■第13戦 予選4番手／第14戦 予選2番手
牧野任祐
（TODA FIGHTER／Car No.12／TODA RACING／TODA TR-F301）
「予選1回目のフィーリングが良かったですね。自分たちの今持っているものをほぼ全部出せた感じで、ベストな走りができたと思います。そこから2回目に向けていつもどおりにセッティングを変えていったのですが、それが自分の走りに合わなかったみたいで、第14戦の方がタイムが落ちてしまいました。そう考えるとセット変更はミスだったのかなと思いますが、結果的にフロントロウからスタートできるのはラッキーですね」
■第13戦 予選3番手／第14戦 予選4番手
坪井翔
（ZENT TOM'S F314／Car No.37／TEAM TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「第13戦予選、第14戦予選ともミスが大きく響きました。スーパーフォーミュラが走った後の路面の違いに対応しきれなかったです。F3もピークは1周しかないですし、そこに合わせるのが大変でした。1回目はそれでうまくまとめきれなかったですし、2回目はアタック予定の周にミスしたので、その翌周がベストタイムになりました。でもそのタイムも抹消されてしまって……。ちゃんとアタックできていればタイム抹消にもならずに、もっといいタイムになっていたと思うと悔しいです。昨日の練習走行で調子が良くて、今回はポールポジションを獲れるチャンスがある気がして、力んでしまいました。決勝ではなんとか挽回したいですね」
■第13戦 予選6番手／第14戦 予選3番手
阪口晴南
（HFDP RACING F312／Car No.7／HFDP RACING／HONDA MF204D）
「予選ではスーパーフォーミュラが走った後で路面状況も変わっていたのですが、専有走行から変わらずクルマが乗りやすかったので、僕もプッシュし続けることができました。これまでと比べてトップとの差を詰められたとは思いますが、タイムとしては5〜6番手なので、まだまだ上げていかないといけないと思います。僕のドライビングのクセが響いてセクター1で詰めきれていないところがあるので、もったいなかったです。ただ、シーズン序盤に比べればF3も少しずつ乗りこなせるようになってきたと思うし、フィーリングもうまく伝えられるようになってきたかなと思います。第14戦はこれまでのベストグリッドなので、なんとかここからポジションを上げてレースを終えられるように頑張ります」
■第13戦 予選12番手（F3-N 1位）／第14戦 予選11番手（F3-N 1位）
片山義章
（Petit LM Racing／Car No.78／Petit Lemans Racing／TOYOTA TOM'S 3S-GE）
「専有走行から調子は良かったのですが、スーパーフォーミュラが走ったあとだったのでグリップレベルがどうなるか心配でした。でもそこでうまくセッティングを合わせることもでき、いい走りができたと思っています。ただ、第14戦の予選では路面がF3のラバーになっていて、同じ感覚でアタックしたら、少しコーナーの奥で曲がってくれない状況でしたね。1分24秒台に入れることができなかったのは少し悔しいです。とはいえ、2番手以降とはタイム差もあるので、決勝は危なげない走りをしたいと思っています」
■第13戦 予選13番手（F3-N 2位）／第14戦 予選12番手（F3-N 2位）
廣田 築
（アルビレックスF306TLM／Car No.9／ALBIREX RACING TEAM／TOYOTA TOM'S 3S-GE）
「第13戦でニュータイヤと路面の感覚をつかんだので、第14戦の走りではもう少しタイムを上げられると思ったのですが、スーパーフォーミュラのラバーがもたなかったのか、路面温度が上がったのか理由はまだ分かりませんが、結果的にはタイムがあまり変わりませんでした。ただ、2回目の予選は走りの面では攻めすぎてうまくまとめられなかったので、そこはもったいなかったです。そのミスがなければ、トップにももう少し迫れたと思うので、レースペースはそれほど大きな差ではないと思います。とにかく片山選手についていって、確実に表彰台に上がりたいですね」
■第13戦 予選14番手（F3-N 3位）／第14戦 予選13番手（F3-N 3位）
DRAGON
（B-Max Racing F306／Car No.30／B-MAX RACING TEAM／TOYOTA TOM'S 3S-GE）
「F306Nになってから岡山国際サーキットは走るのが初めてで、専有走行からいまひとつしっくりきていない状況でしたね。セットアップがなかなか決まらなかったです。特に1コーナー、最終コーナーがうまくいかない状況でした。もう少しいけるとは思っていたのですが、予選でもそれが出てしまい、自分の想定タイムよりもかなり遅かったです。もともとここは片山選手のホームコースですが、前の岡山のときも一度は予選で勝っているので自信があったんですが、2番手にもなれなかったのは悔しいですね。でもレースは何があるか分からないので、あきらめずにいきたいと思っています」
