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専有走行レポート 第15/16戦
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山下が連勝飾りマーデンボローを逆転
F3-NはDRAGONが2勝目を飾る

全日本F3第16戦を制し、笑顔でVサインをみせる山下健太

 第15戦の決勝レースが開催された土曜から一夜明け、全日本F3選手権は2016年シーズンの最終日を迎えた。この日は午前8時30分から第16戦の決勝レースが、午後1時30分から第17戦の決勝が開催される。第15戦の後、夜にも雨が降ったため、午前8時5分のコースイン時、まだ濡れた部分がかなり多く、各車スリックタイヤを履いていたものの非常にスリッピーなコンディションだった。

■予選はTEAM TOM'S勢が最前列独占

 9月24日(土)の午前10時40分から開催された第16戦の公式予選では、第16戦の決勝レース順位が第17戦のグリッドとなることから、さらに重要な意味をもつ予選だった。

 第15戦の予選同様、ウォームアップ3周を経て行われたアタックでは、まずは坪井翔(ZENT TOM'S F314)が1分13秒491をマークするも、アタック2周目に山下健太(ZENT TOM'S F312)が1分13秒417までジャンプアップ。最終的に上位2台のタイムを上回るマシンは現れず、山下が第15戦に続き第16戦もポールポジションを獲得。坪井が2番手とTEAM TOM'S勢がフロントロウを占めた。

 この結果、山下は第15戦に続きさらに1ポイントを加算し、ランキング首位のヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)との差をさらに詰めた。3番手はマーデンボロー、4番手は千代勝正(B-MAX NDDP F3)と、B-MAX Racing team with NDDP勢が2列目に。5番手には石川京侍(TODA FIGHTEX)がつけた。

 F3-Nは、片山義章(Petit LM Racing)が1分16秒990をマークし、第15戦に続きポールポジションを獲得。この結果1ポイントを加算し、この段階で見事2016年のF3-Nチャンピオンを決めていた。2〜3番手は第15戦同様、植田正幸(Rn-sports F308)、DRAGON(B-Max Racing F306)と続いていた。

■山下が逃げ切り。マーデンボローとの差は1点に

全日本F3第16戦のスタートシーン

 迎えた9月25日(日)午前8時30分のスタート時、トラックコンディションはハーフウエット。レコードライン上は少しずつ乾いてきていたが、とくにグリッドはイン側はかなり湿っていた。その影響は大きく、ポールポジションの山下が1コーナーを制すと、その後方に続いたのはマーデンボロー、そして石川とアウト側グリッドのマシンたちとなった。

 石川の後方に続いたのは、2番手スタートの坪井。ただ、地力の速さに優る坪井は3周目の1コーナーで乾いたアウト側から石川をオーバーテイク。表彰台圏内を取り戻し、これで序盤の順位は山下、マーデンボロー、坪井というオーダーに変化した。

 トップを走る山下は、スリッピーな状況のなかでマシンをコントロールし、ジリジリとマーデンボローとのギャップを築いていく。逆に、8〜9周目にはマーデンボローの後方に坪井が肉迫。中盤、マーデンボローにとっては山下を追うよりも、後方の坪井が気になる展開となってしまった。

ヤン・マーデンボローと坪井翔の2番手争い

 ただ路面コンディションが好転しはじめると、マーデンボローがファステストラップを叩き出しながら山下に接近していく。10周目には2.357秒差あった差が、周回遅れとの遭遇タイミングもあり15周を過ぎると1秒前後の差に変化した。

 しかし、山下は落ち着いてチェッカーまでマシンを運びトップフィニッシュ! 第15戦に続く連勝を飾り、ポールポジションの1点を加え11ポイントを加算。103ポイントとした。

 一方、2位のマーデンボローは7ポイントで、合計102ポイントに。午後1時30分からの第17戦はふたりの差は1ポイントで、お互いがフロントロウからスタートすることになった。坪井は3位フィニッシュと最終周に記録したファステストラップで6ポイントを獲得したが、この時点でチャンピオンの可能性が消えた。

 4位は石川で、第11戦もてぎと並ぶ今季最高位タイフィニッシュ。5位は阪口晴南(HFDP RACING F312)、6位にイェ・ホンリー(KRC with B-MAX F315)という結果となった。

DRAGON/B-Max Racing F306

■F3-NはDRAGONが今季2勝目を飾る

 F3-Nは、オープニングラップで13番手スタートの植田がクラストップに浮上。DRAGON、廣田築(アルビレックスF306TLM)と続き、ポールスタートの片山は4番手につける展開となる。しかし、植田は3周目にわずかにはらんでしまい、その間にDRAGONが首位に浮上していく。

 一方、今シーズン序盤のように、1台ずつオーバーテイクを披露し追い上げをみせてきたのは片山。4周目に廣田にかわされた植田を7周目にかわすと、廣田もパスしDRAGONに接近していった。

 2台はチェッカー目前まで1秒以内の争いを展開していくが、最後はDRAGONが逃げ切り。第11戦もてぎ以来となる2勝目をマークした。片山が2位、廣田が3位という結果となっている。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

全日本F3第16戦 表彰台 全日本F3第16戦 F3-N表彰台
ガッツポーズをみせるDRAGON F3-Nの序盤の攻防 千代勝正/B-MAX NDDP F3
石川京侍/TODA FIGHTEX 阪口晴南/HFDP RACING F312 握手をかわす山下とマーデンボロー
植田正幸/Rn-sports F306 大津弘樹/HFDP RACING F312 三浦愛/EXEDY B-Max F312


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