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全日本F3選手権 第5戦 決勝上位ドライバーコメント

第5戦鈴鹿を制した高星明誠(右)と霜野誠友(左)

■第5戦決勝 優勝
高星明誠
(B-MAX NDDP F3/Car No.23/B-MAX RACING TEAM WITH NDDP/VOLKSWAGEN A41(0XY))
「昨日のミスもあったのでスタートは意識していましたが、ホイールスピンが多くなってしまい、大津選手に抜かれてしまいました。抜かれたのが1台だけにとどめられたのはラッキーだったかなと思っています。1周目は大津選手の方が速かったですが、その後は僕のペースの方がいいのが分かったので、抜くチャンスを探していました。ストレートは向こうの方が速いことも分かっていたのでいろいろ考えましたが、シケインのブレーキングできっかけを作って、無理矢理でしたが1コーナーでトップに立てたのは良かったです。ポイントとしてはフルマークを獲れましたが、まだ足りない部分もあるのでそれは改善しないといけないですね。パロウ選手のリカバリーする力も良くて、思ったより点差も広げられませんでした。この先もこういった展開が続くと思うので、富士でもまた優勝できるようにチームと準備を進めていきたいと思います」

■第5戦決勝 2位
アレックス・パロウ
(THREEBOND/Car No.12/ThreeBond Racing with DRAGO CORSE/ThreeBond TOMEI TB14F3)
「予選順位は4番手だったけれど、スタートで坪井選手とのバトルの際にスペースがなくてグリーンに出てしまい、ポジションを3つ落とすことになった。そのあとは少しずつ順位を取り戻していって、かなり大変だったけれど2位まで上がってこられたことはうれしいね。チームはとてもいいクルマを用意してくれたから、次の富士では僕たちはもっと速いんじゃないかという自信をもっている。一番大事なのは予選で結果を出すことだというのも良く分かった。今週末は高星選手が2勝して彼らに『おめでとう』と言うけれど、今度は僕たちの番だといいね」

■第5戦決勝 3位
大津弘樹

(TODA FIGHTEX/Car No.2/TODA RACING/TODA TR-F301)
「昨日のスタートでエンジンストールして出遅れ、他のマシンと接触してしまったので、今日に向けてチームがクルマを直してくれて感謝しています。スタートは自分の中で得意としていたので、このまま前でいけると思っていたのですが、中盤から後半にかけてのペースが良くなくて、抜かれてしまいました。最低限の目標としていた表彰台に上がれたのはよかったです。しかし自分のディフェンスする力をもう少し磨けていればもっと上の順位で終われたと思うので、正直悔しいです。富士は合同テストでも比較的結果が良かったので、さらにいいクルマに仕上げていきたいし、自分自身ももっと磨いてタイムを出せるようにしたいです」

■第5戦決勝 11位(F3-N 優勝)
霜野誠友

(CMS AVANTECH F306/Car No.77/シーエムエスモータースポーツプロジェクト/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「後方グリッドからのスタートで、どこまで上がっていけるかを考えながらのレースになりました。スタートがうまく決まって、1コーナーでもアウト側から2台くらいオーバーテイクできましたが、その先はバトルの上手いドライバーが相手で、抜くのに時間がかかってしまいましたね。前に出た後はいけるところまでいこうと思ったし、ファステストラップも狙っていました。結果的にチームに2連勝を届けることができて、とても嬉しい週末になりました。たくさんの方に支えていただいて、F3に出るというチャンスをもらえました。次戦からの予定はまだ決まっていないのですが、またここに戻ってきて皆さんといいバトルができたらと思います」

■第5戦決勝 12位(F3-N 2位)
DRAGON

(B-Max Racing F306/Car No.30/B-MAX Racing Team/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「昨日のレース後に体調を崩して、今日もレース直前まで横になっていたんです。なんとかレースには出られましたが、プッシュするというよりは、コースアウトしないように集中して走っていた感じです。せっかくのポールポジションだったのでいいレースをしたかったのですが、今日はレースにならなかったなという風に思っています。自分にチャンスがある時はひとつずつしっかりとモノにしたいと思っているので、次の富士も頑張ります」

■第5戦決勝 13位(F3-N 3位)
植田正幸

(Rn 山下製作所 F308/Car No.11/B-MAX with Rn-Sports 山下製作所/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「昨日はスタートで出遅れて、前のクルマを抜くのに時間がかかり、表彰台を逃しました。今日は速いうちに前に出て霜野選手を抑えたいと思っていたのですが、ちょっとしたスキに抜かれてしまいましたね。そのあとは速さがまったく通用せず、かろうじての3位です。これだけダウンフォースのあるクルマに乗ったことがこれまでなく、ようやく少しずつ慣れてきたかなというところなので、しっかりモノにできるにはもう少しかかるんじゃないかなと思っています。富士はあまり得意ではないのですが、エンジニアやチームの力を借りて、なんとか前にいけるように頑張ります」


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