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高星が坪井をおさえ今季5勝目を飾る
F3-Nクラスでは長谷川が初勝利!

第7戦を制した高星明誠(B-MAX NDDP F3)

 5月13日(土)に第6戦の予選の後、10分間のインターバルを経て行われた第7戦での予選では、アレックス・パロウ(THREEBOND)が1分51秒867というタイムで、第6戦に続き第7戦もポールポジションを奪った。

 2番手には坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がつけ、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)が3番手に。一方、前走車からのウォータースクリーンと、位置取りに苦しんだのは高星明誠(B-MAX NDDP F3)で、アタック最終周にタイムアップを果たしたものの、阪口晴南(HFDP RACING F316)にかわされ5番手に。

 F3-Nでは、長谷川綾哉(Alb新潟第一ホテルSugar)がトップタイムをマーク。DRAGON(B-MAX RACING F306)、植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が2〜3番手に続く結果となった。

■4台のトップ争いを高星が制す

全日本F3第7戦のスタートシーン

 曇天ながら、この時季らしい気候の下で迎えた全日本F3選手権第7戦の決勝日。午前11時25分からのレースは完全なドライコンディション。専有走行以来のドライでの走行となった。

 迎えたスタートでは、フロントロウのパロウ、坪井は順調にスタートを切ったものの、4番手スタートの阪口晴南(HFDP RACING F316)が遅れてしまう。一方、一番の好スタートを切ったのは5番手スタートの高星だ。1コーナーで一気にインサイドに入り、2番手に浮上。宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)、坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が続く。

 その後方では、スタートで遅れた阪口晴南(HFDP RACING F316)と大津弘樹(TODA FIGHTEX)がわずかに接触。阪口はストップ、大津はスピンを喫してしまったが、すぐにコースに復帰。イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)が5番手、三浦愛(EXEDY B-Max F317)が6番手に続いた。

アレックス・パロウ(THREEBOND)

 第6戦と同様トップに立ったパロウだが、2番手高星に対してリードを築くことができず、2周目、4周目と順位を入れ替えながら、トップ2台に続く坪井、宮田と4台でのトップ集団が形成されていく。動きが出はじめたのは5周を過ぎたあたり。高星は6周目に一気にパロウとのギャップを詰めると、7周目のダンロップコーナーから13コーナーにかけてパロウをかわし、トップに浮上した。

 2番手となったパロウだが、その後も8周目には坪井にかわされ、さらに宮田もパロウの背後へ。パロウはなんとかそのポジションを守っていたものの、11周目には宮田がパロウを攻略。これで高星、坪井、宮田というトップ3に変化した。

 トップの高星と坪井のギャップは少しずつ離れ、13周目には1.312秒に拡大したが、終盤高星の前にラップダウン車両が出はじめる。18周目、F3-Nの2番手を争っていた3台の集団に高星が接近した際には、その差は0.649秒に。19周目の1コーナーには高星のすぐ背後に坪井がつけた。

高星明誠(B-MAX NDDP F3)

 しかし、高星は最後の力を出し切り、最後は2.012秒差をつけトップチェッカー。前日の再車検での失格の悔しさを晴らす今季5勝目を飾った。2位は坪井、3位は宮田という結果に。パロウは4位でチェッカーを受けた。

 5位に入ったのは、オープニングラップのスピンから1台、また1台と順位を戻してきた大津。中盤以降、ポイント獲得を目指し5台が熾烈なバトルとなったが、これを制した三浦が6位でフィニッシュ。今季3回目のポイント獲得を果たした。

■F3-Nは波乱の展開。長谷川が初勝利を飾る

長谷川綾哉(Alb新潟第一ホテルSugar)

 F3-Nは、序盤から各所で激しい戦いが展開されていった。スタートでは2番手スタートのDRAGON(B-Max Racing F306)がトップを奪い、長谷川が2番手に続く。その後方にはアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)、さらに植田正幸(Rn 山下製作所 F308)、久保田克昭(Planex スマカメ・F308)らが各所でバトルを展開しながら周回を重ねた。

 そんななか、12周目には長谷川がDRAGONを攻略しF3-Nの首位に浮上する。DRAGONには久保田、植田、ヤンらが迫っていくが、途中久保田が最終コーナーでスピン。終盤に向けてDRAGON、植田、ヤンの2番手争いが展開されていった。

 しかし、19周目のダンロップコーナーで後方から総合上位のマシンが接近してきた際に、DRAGONと植田がクラッシュを喫してしまう。2台はなんとか再度コースに復帰はできたものの、これでヤンが2番手、久保田が3番手に浮上した。そんなバトルを後目に、トップの長谷川は最後まで集中を切らすことなくトップチェッカー。嬉しいF3-N初優勝を飾った。2位はヤン、そして3位にはF3-Nで初の表彰台となった久保田となった。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

全日本F3第7戦 表彰台 全日本F3第7戦 F3-N表彰台 DRAGON(B-Max Racing F306)
大津弘樹(TODA FIGHTEX) アレックス・パロウ(THREEBOND) 三浦愛(EXEDY B-Max F317)
久保田克昭(Planex スマカメ・F308) 片山義章(OIRC F315) 久保田克昭(Planex スマカメ・F308)


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