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波乱の第8戦は高星がポール・トゥ・ウイン
F3-NはDRAGONが逃げ切り

全日本F3選手権第8戦を制した高星明誠(B-MAX NDDP F3)と本山哲エグゼクティブアドバイザー

 晴天に恵まれた5月26日(金)の専有走行から一夜明け、5月27日(土)の午前9時45分から、全日本F3第8戦の公式予選がスタートした。10分間という時間のなかで、多くのドライバーがアウトラップの後、タイヤのウォームアップに3周を費やし、各車の間隔をとって予選アタックを展開した。

全日本F3選手権第8戦のスタートシーン

 続々とタイムが更新されていくなかで、第8戦のポールポジションを獲得したのは高星明誠(B-MAX NDDP F3)。わずか0.09秒差でアレックス・パロウ(THREEBOND)が続き、坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が3番手。宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)が4番手と、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S勢が2列目に並んだ。F3-NではDRAGON(B-Max Racing F306)がポールポジションを獲得。植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が続き、アレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が3番手につけた。

■2番手パロウにまさかのペナルティ

 コース清掃のため、当初予定から5分間ディレイとなった午後1時55分にフォーメーションラップがスタートした第8戦の決勝レース。スタートでは、ポールポジションの高星がスタートを決めトップで1コーナーへ。パロウが続き、好スタートを決めた宮田が3番手、坪井が4番手に続く。

 しかしその直後、まさかのドライビングスルーペナルティが2番手のパロウに課されてしまう。これはスタートのレッドシグナル点灯時にタイヤが動いてしまったためで、パロウは3周目にドライブスルーペナルティーを消化。これで2番手には宮田が、3番手には坪井というオーダーに変化した。

高星明誠(B-MAX RACING TEAM WITH NDDP)

 一方、その後方では5番手スタートの三浦愛(EXEDY B-Max F317)が大津弘樹(TODA FIGHTEX)とのバトルを展開。ただ三浦はなかなか大津に接近を許さず、イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)、片山義章(OIRC F315)と続く展開になった。

 トップの高星は中盤に宮田とのギャップを少しずつ開きはじめるが、宮田も10周目に2.063秒に開いた差を、翌周にはふたたび1秒台へ。さらに13周目にラップダウンのマシンが出はじめると、1.388秒までそのギャップを縮めた。しかし、高星は最後までトップを守り切り、そのままチェッカー。今季6勝目をマークした。2位は宮田、3位は坪井という結果となった。

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)

 4番手争いは三浦と大津との争いだったが、16周目、ラップダウンが出るとともに大津が一気にギャップを詰める。アトウッドカーブ立ち上がりで大津が三浦のインに入り、バックストレートでサイド・バイ・サイドの展開となるが、2台はヘアピンで接触。大津のマシンが宙に浮いてしまった。

  大津はそのままグラベルでストップしてしまうが、三浦は走行を続け、直後でホンリーとバトルを展開していた片山もコースアウトを喫してしまう。三浦はマシンに大きなダメージはなく、そのまま走行を続け4位でチェッカー。ホンリーが5位となった。片山はその後、吉田基良(B-Max Racing F312)と接触しグラベルにストップとなっている。

DRAGON(B-Max Racing F306)

■F3-NはDRAGONと植田の戦いに

 一方F3-Nは、スタートで植田が首位に浮上するも、DRAGONがオープニングラップのうちにトップを奪回。2台によるマッチレースとなる。その後方の3番手にはヤンがつけていたが、2周目のヘアピン立ち上がりでスピン。最後尾までポジションを下げてしまった。これで3番手には吉田が浮上したが、久保田克昭(Planex スマカメ・F308)が4周目に吉田をパスする。

 一方、後方からはオープニングラップの1コーナーでコースオフを喫していた長谷川綾哉(Alb新潟第一ホテルSugar)が追い上げをみせ、11周目に久保田をもかわし表彰台圏内へ。しかし、長谷川も14周目にまさかのスローダウン。これで久保田がふたたび3番手に。

 DRAGONと植田による優勝争いは1周目からファイナルラップまで僅差の戦いが続き、最後はDRAGONが1.103秒差で植田を振り切り、今季4勝目をマーク。DRAGONと植田はレース後ガッチリと握手をかわした。3位は久保田で、第7戦に続く表彰台となっている。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

全日本F3選手権第8戦の表彰台 全日本F3選手権第8戦のF3-N表彰台 坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)
三浦愛(EXEDY B-Max F317) イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315) アレックス・パロウ(THREEBOND)
山口大陸(タイロクレーシング28号) 久保田克昭(Planex スマカメ・F308) コースアウトした片山と吉田


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