全日本F3選手権 第5戦決勝上位ドライバーコメント
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全日本F3選手権第5戦レース後の記者会見の様子 |
■第5戦 優勝
坪井翔
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.36/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「雨は得意なところもあったので、できれば『レースも雨がいいな』と思っていたのですが、乾きましたね。でも今週末は誰もドライコンディションで走ってはいないし、そんな中では自分が一番経験を積んでいると思ったので、その点では有利かと思っていました。スタートで抜かれなければ逃げ切れると思っていましたが、かなり慎重にスタートを切ったので、コーナーで並ばれるシーンもありましたが、抜かれずに済みました。序盤に逃げ切ってリードを広げて勝てたのは良かったですが、ファステストラップに少し足りず、また1ポイント逃したな……という気持ちです。5連勝で来ているのはいい流れですし、明日もポールポジションスタートなので、しっかり勝利を重ねていければと思います」
■第5戦 2位
阪口晴南
(TODA FIGHTEX/Car No.2/TODA RACING/TODA TR-F301)
「木曜日の段階では、ウエットコンディションで厳しい展開になるかと予測していたのですが、セッションごとにチームもドライバーもレベルが上がり、上位との差も詰まってきていたので、組み立てという意味では今日はいいレースになったと思います。思いのほか序盤のペースが悪く、中盤に立て直しができて、最後は抑えるという、内容としてはあまりいいレースではありませんでしたが、自己最高位なので順位に関しては満足です。クルマは良くなっていると思うので、予選でのコンマ3秒に関してはドライバーの差も痛感しました。今日の反省点は明確に分かっているので、明日はそこを修正し、序盤のペースを上げられるように準備していきたいと思います」
■第5戦 3位
笹原右京
(THREEBOND/Car No.12/ThreeBond Racing/ThreeBond TOMEI TB14F3)
「まずはチームの皆さんや応援してくれている方に、ようやく表彰台という形で結果をお返しできて良かったです。週末に関しては専有走行から感触は悪くなく、予選でもうまくはまればポールポジション争いができるかなと思っていたのですが、いざ予選本番になると原因不明のグリップ不足に悩まされ、いい結果が得られませんでした。レースはいかに序盤で順位を上げられるかに焦点を絞って、位置取りやペースの良さを引き出して、スタート自体はいいものではなかったのですが、3番手まで上がることができました。そこから阪口選手を追い詰めていったのですが、序盤に無理をしすぎたせいかタイヤをだいぶ消耗させてしまい、肝心なところで詰められませんでした。明日も9番手と後方からのスタートになりますが、今日の反省点を踏まえてまた表彰台を目指していきたいと思います」
■第5戦 12位(F3-N優勝)
ジェイク・パーソンズ
(NODAレーシング/Car No.10/NODA RACING/VOLKSWAGEN A18)
「富士は日本に来て初めて走ったコースなので、今回はひさしぶりにそこに戻ってきて感慨深いものがあったんだ。予選まではウエットコンディションに対してのセットアップを進めたけど、レースではドライコンディションになったよね。自分としてはそちらの方が走りやすかったから良かった。富士でF3のレースをするのも初めてだったので、それがドライコンディションで良かったと思っているよ。途中、前で起きたクラッシュをうまく避けることもできたし、安定してラップすることを考えて走ることができた。今日走って得られたものを明日に活かすことができれば、よりいい形でレースができると思う。明日も楽しみにしているよ」