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全日本F3岡山ラウンドが開幕
坪井が3セッションともにトップタイム

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 7月7〜8日に、富士スピードウェイで行われた第3ラウンドから3週間。全日本F3選手権は舞台を岡山国際サーキットに移し、第4ラウンドを迎えた。今回、久保田克昭(Planex スマカメ・F3)が加わり16台がエントリーしたが、直前になって根本悠生(Albirex-RT)が西日本を襲った豪雨災害に配慮し、参戦を取り止め15台が顔を揃えた。

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 今回も7月26日(木)の午後2時20分から専有走行がスタートしたが、天候は時折雲がかかるものの晴天。この時季らしいうだるような暑さのなか周回が重ねられていったが、赤旗なくセッションが重ねられていくことに。ただ、終盤残り20分を切ったところで大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が1コーナーでストップしたため、一度赤旗中断となった。

 終盤に向けてタイムが上がっていくなかで、いち早く1分23秒台を記録したのは、開始から1時間20分というところで1分23秒981をマークした坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。さらに開始1時間43分には片山義章(YTB F318)が1分23秒947をマークする。しかし残り7分というところで、今度は坪井が1分23秒601、さらに翌周には1分23秒563にタイムを上げトップに浮上。そのまま走行1回目を終えた。

 2番手は、途中トラブルに見舞われながら、チェッカーまで残り3分というところで1分23秒809にタイムを上げた宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。ホームコースで気合が入る片山は、チェッカー前周に1分23秒930にタイムを上げ3番手に。阪口晴南(TODA FIGHTEX)が1分23秒933で4番手、河野駿佑(HubAuto F318)が5番手につけ初日を終えた。

■晴天の2日目午前も坪井がトップに

笹原右京(THREEBOND)

 一夜明けた7月27日(金)の岡山国際サーキットは、雲があるものの晴天。午前9時50分からの専有走行2回目は、前日に続き片山を先頭にコースインし、周回を重ねていった。開始からすぐに宮田が1分23秒646をマークすると、坪井も1分23秒647を記録し、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sがワン・ツーを占める。

 その後、坪井が1分23秒631にタイムを縮めトップに立つも、開始から29分に1分23秒614をマークしたのは、好調の片山だ。さらに、開始46分には笹原右京(THREEBOND)が1分23秒411にタイムを縮め、それを今度は開始1時間というところで坪井が1分23秒166に、宮田が1分23秒080にタイムを塗り替えるなど、頻繁にタイムが更新されていった。

 セッションが残り5分を切ったあたりから各車がニュータイヤを装着し、アタックを展開。多くのドライバーが自己ベストを更新していくが、最後に宮田のタイムを打ち破ったのは坪井。ただひとり1分22秒台に入れる1分22秒934をマークし、専有走行1回目に続きトップタイムをマークした。

 2番手は宮田で、笹原が3番手。片山が4番手という結果となった。5番手には金丸悠(B-MAX RACING F3)、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、阪口晴南(TODA FIGHTEX)、河野駿佑(HubAuto F318)と続いているが、トップ7台は1秒以内と僅差の争いとなっている。

■坪井が3セッションとも首位。週末の天気は!?

片山義章(YTB F318)

 午後2時20分からスタートした専有走行3回目は、午前に続き晴天に恵まれたものの、気温も上がり前日に近い暑さのなかでの走行となった。開始早々の4分目には坪井が1分23秒404をマークし、宮田が1分23秒872で2番手に続く。

 これに続いたのは大湯だったが、開始から27分を過ぎた頃、その時点の自己ベストタイムをマークした翌周のアトウッドカーブでコースアウト。この日初めての赤旗中断となってしまう。ただ、午後2時53分に再開された後、大湯はふたたびコースインしベストを更新した。また、笹原も開始から1時間過ぎというところで、1分23秒801にタイムアップしている。

 そんななか、終盤にはふたたびアタックが展開されることになるが、最後に1分23秒369をマークしたのはまたも坪井だ。

「とりあえず暑いです(苦笑)。路面温度60℃は驚きましたね。とは言え、3セッションともトップタイムでしたし、路温が高くても低くてもトップだったのは良かったです」と坪井。

金丸悠(B-MAX RACING F3)

 2番手には、このセッションでも宮田が続いた。「ドライコンディションではトップは狙える位置にはいると思います。足りない部分があるのですが、課題は見つかっていますし、うまくアジャストすることができれば、ポールポジションは狙えると思っています」という。

 また、3番手には笹原がつけた。「初日はニュータイヤを履いていなかっただけで、ユーズドタイヤでいいペースを刻めていました。今日は予選を意識して走りましたが、気温が変化するなかで合わせ込むのに苦労しつつ、最後に3番手につけていられたので、今の僕たちの実力を出せたのではないかと思います」と笹原は振り返った。

 2日間とも真夏のコンディションで行われた占有走行だが、気になるのは土日の天候だ。台風12号の接近が予想されており、週末の天候は予断を許さないところ。「できればドライでレースをしたいのですが……」とドライバーたちは口を揃えた。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

大湯都史樹(TODA FIGHTEX) 阪口晴南(TODA FIGHTEX) 河野駿佑(HubAuto F318)
山口大陸(タイロクレーシング28号) 三浦愛(EXEDY B-MAX F317) 話し込むDRAGONと吉田基良
久保田克昭(Planex スマカメ・F3) 植田正幸(B-MAX Rn-Sports F3) ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)


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