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宮田が坪井との戦いを制し2連勝
笹原が3戦連続の表彰台を獲得

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 2日間の専有走行を経て、7月28日(土)の午前10時20分から行われた全日本F3選手権第4ラウンド・第7戦/第8戦の公式予選。前日までの暑さから一変、この日の岡山国際サーキットは曇天で、気温も路面温度も大幅に下がっての予選となった。

 まずは各車がニュータイヤを装着し一度目のアタックをこなしていくが、ここで1分22秒646をマークしトップに立ったのは坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。宮田が1分22秒656で続き、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、阪口晴南(TODA FIGHTEX)と続いていく。

全日本F3選手権第7戦のスタートシーン

 一度目のアタックを終えたマシンは各車ピットに戻っていくが、ここで2セット目を早々に装着しピットアウトしたのは笹原右京(THREEBOND)と片山義章(YTB F318)。3レースある分、3セットのタイヤを有効に使おうというアイデアが見て取れた。

 一方その他のマシンは残り10分前後でピットアウトしアタックしていくが、ここで1分22秒395にタイムを縮めたのは宮田。1分22秒507で坪井が続くが、各車ともさらにもう1周アタックに入っていく。

 しかしそのタイミングで、吉田基良(B-MAX ENGINEERING F3)がダブルヘアピンでストップし、赤旗が提示される。そのまま予選は終了となり、ベストタイムをマークした宮田が開幕戦以来となるポールポジションを獲得。坪井、大湯、阪口と続いたが、大湯はエンジン交換によるグリッド降格により、6番手からのスタートに。第7戦は笹原が4番手、片山が5番手からスタートすることになった。

■グリッド上位勢にペナルティの波乱

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 台風12号の接近によりタイムテーブルが変更され、午後1時55分にフォーメーションラップのスタートが切られた第7戦。グリッドでは小雨がぱらついたが、路面を濡らすほどではなく、スリックタイヤのまま各車はグリッドを離れた。

 ポールポジションスタートの宮田はきっちりとスタートを決めトップで1コーナーに向かい、背後には坪井が続く。一方で、3番手スタートの阪口が動けず最後尾にドロップしてしまう波乱も起きる。これで5番手スタートの片山が3番手に浮上したが、ジャンプスタートのためドライブスルーペナルティが課されてしまった。また、5番手につけていた大湯もスタート前のイエローラインカットによりペナルティが課された。

 これで上位は宮田、坪井のトップ2に笹原、金丸悠(B-MAX RACING F3)、河野駿佑(HubAuto F318)が続く展開に。やや離され三浦愛(EXEDY B-MAX F317)が6番手に続くが、スタートの遅れを挽回するべくハイペースで追い上げた阪口が8周目に三浦をパス。ポイント圏内に浮上した。

 レースの折り返しとなる9周目には、トップの宮田と2番手の坪井が変わらず1秒以内の争いを展開するものの、3番手の笹原は2台とは5秒程度のギャップがつき、終盤に向けカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの2台によるマッチレースの様相を呈していった。

■マッチレースを宮田が制す

笹原右京(THREEBOND)

 しかし、宮田はレース後半に向けて少しずつ坪井に対してマージンを築いていく。2台の差は、ラップダウンの出現等もあり、10周を過ぎたあたりからジワジワと広がり、残り3周となる頃には1.6秒の差がつく。レース途中から少しずつ日射しが出はじめたなかで、宮田は最後まで1秒以上のリードを守ると、そのままチェッカー。第6戦富士に続く連勝を飾った。また、宮田にとっては初めてのポール・トゥ・ウインとなっている。

 ただ、2位となった坪井は1分23秒404をマークしており、ファステストラップの1ポイントを獲得。3位は8.512秒差で笹原という結果となった。笹原はこれで第5戦/第6戦富士に続き3戦連続の表彰台となっている。

金丸悠(B-MAX RACING F3)

 4位は岡山国際サーキットで初レースとなった金丸、5位は河野駿佑(HubAuto F318)という結果に。阪口は最後まで追い上げ河野の背後に迫ったものの、オーバーテイクはならず。それでも6位の1ポイントを加えた。

 ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)は植田正幸(B-MAX Rn-Sports F3)と競り合いながら今回もきっちりと走りきり、13位でフィニッシュ。F3-Nのフルポイントを加算している。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

全日本F3選手権第7戦 表彰台 河野駿佑(HubAuto F318) 阪口晴南(TODA FIGHTEX)
三浦愛(EXEDY B-MAX F317) 山口大陸(タイロクレーシング28号) 片山義章(YTB F318)
久保田克昭(Planex スマカメ・F3) 大湯都史樹(TODA FIGHTEX) ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)


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