全日本F3選手権 第10戦／第11戦予選上位ドライバーコメント
■第10戦／第11戦 予選ポールポジション
坪井翔
（カローラ中京 Kuo TOM'S F317／Car No.36／カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「岡山では、専有走行でトップタイムだったのに、予選になって逆転されてしまいました。路面温度が低いときにタイムを出し切れない傾向があって、昨日まではそれを想定してテストしていたので、今回しっかりポールポジションをふたつ獲れたことで、岡山の失敗を取り戻せた、成長できたなと思える予選になりました。1セット目も2セット目も計測3周目と4周目でタイムを出すつもりで走っていましたが、1セット目の4周目が終わったところで宮田選手に逆転されたことが分かって、もうタイヤ的にいいところは過ぎていたけれど、『ここで出すしかない』と思ってプッシュしたら、ベストタイムを更新することができました。タイムの更新幅も大きかったので、セカンドベストも更新されるかもしれないと、気が抜けないアタックになりました。もてぎの勝敗は予選が8割ぐらいを占めているので、だいぶ気持ちは楽になりました。まだ1大会でのフルポイントを記録できていないので、レースではファステストラップも狙って常にプッシュしていきたいと思います」
■第10戦／第11戦 予選2番手
宮田莉朋
（カローラ中京 Kuo TOM'S F317／Car No.37／カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S／TOYOTA TOM'S TAZ31）
「専有走行と比べて気温が下がって、自分に合うコンディションになるだろうと思っていたのですが、予想以上に風の強さが違いました。昨日の風が強い状態で『失敗しないように』ということを気にしすぎて、今の状況に合わせ切れていなかったです。セクターごとのタイムを見ると、セクターごとでは僕がベストタイムを獲っているので、1周をまとめきれていたらトップだったかもと思うと、悔しいです。昨日は3番手以降のドライバーとのタイム差がだんだん詰まってきていたので、今日これだけ差がつけられて、チームとしてフロントロウを獲れたのは良かったと思っています。個々のレースは予選とスタートで決まってしまうので、ここからはスタートで前に出ることだけに集中したいと思います」
■第10戦／第11戦 予選3番手
金丸悠
（B-MAX RACING F3／Car No.1／B-MAX RACING TEAM／VOLKSWAGEN A41（0XY））
「昨日まではトップとの差が0.2秒ぐらいのところまで縮めていて、セクターごとのベストタイムを繋いだら、坪井選手ともいい勝負ができるなと期待していました。クルマのバランスも良かったので、今日に向けてはあまり大きくはいじらず、路面に合わせる程度のアジャストで臨みました。でも実際には、セクターベストを繋いでも前の2台にかなわないペースしかなく、悔しいですね。本当はフロントロウにはつけたかったです。スタートで2台を抜くのは厳しいですね。できれば今日のレースで2位まで上がって、明日の第12戦を1列目からスタートできるようにしたいです」
■第10戦 予選4番手／第11戦 予選5番手
大湯都史樹
（TODA FIGHTEX／Car No.93／TODA RACING／TODA TR-F301）
「ドライバーとしてのベストは尽くせた予選だったとは思いますが、コンディションの予測など、いろいろな意味で見立てが少し甘かったしれません。タイヤのいいグリップの部分も使えていないですし。走行開始直後はホコリが多かったですし、後半に向けてラバーが乗ったことでタイムを上げることはできましたが、もう少し前のポジションにいきたかったですね。もう次はレースですが、スタートで3番手に上がれればとは思うものの、大きなことはできないと思っています。今季は取りこぼしも多いので、まず自分のベストを出して安定した結果を残したいですね」
■第10戦 予選5番手／第11戦 予選6番手
河野駿佑
（HubAuto F318／Car No.35／RS FINE／Mercedes-Benz 414）
「チームとしても僕自身も、F3でもてぎを走るのは今週が初めてです。そんななかで、たぶんどこのチームよりもいろいろなトライをしていますが、専有走行でそれがいい方向に進んだように感じていて、その結果、これまでと比べて予選結果も良くなりました。1セット目のアタックで他のクルマに引っかかってしまったので、2セット目は決めてやろうと思っていたのですが、こっちでも見事に引っかかってしまいました。クルマのフィーリングは悪くなかったし、アジャストもいい方向に進んでいたので、悔しいですね。昨日と比べても気温も路面温度も下がるから、これくらいのタイムにはなるだろうと思っていました。本当は2列目には入りたかったですが、けっして悪い位置ではないです。F3はスタートがうまくいかないドライバーも多いので、自分がしっかりいいスタートを切れば、順位を上げられるかもしれません。明日の第12戦のグリッドを考えても、今日のレースで順位を上げることは大事だなと思っています」
■第10戦 予選6番手／第11戦 予選4番手
阪口晴南
（TODA FIGHTEX／Car No.2／TODA RACING／TODA TR-F301）
「いつもと同じ予選方式でしたが、今回は位置取りがすごく難しい予選でした。アタックの仕方自体も難しくなってしまいましたね。1セット目のタイヤ、2セット目のタイヤでの上がり幅も大きく、そのフィーリングを合わせるのも難しかったです。全体的に、自分が速く走る以外のことが難しい予選でした。今日の第10戦はスーパーフォーミュラの予選の後に行われるので、これまでとはコンディションも変わると思っています。14周と短いレースなので、序盤からしっかりプッシュできるよう、話し合って準備をしたいです。前回失敗したスタートも改善できているので、順位を上げていきたいです」
