ポールスタートの坪井が逃げ切り7勝目
宮田を抑えファステストラップも記録
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| 坪井翔（カローラ中京 Kuo TOM'S F317） |
2日間3セッションに渡って行われた全日本F3選手権第5ラウンドの専有走行を経て、迎えた8月18日（土）午前8時20分からの公式予選。第10戦・第11戦のグリッドを決する30分間の予選だが、前日に続き涼しさを感じる晴天のなか、坪井翔（カローラ中京 Kuo TOM'S F317）を先頭に各車がコースインしていった。
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| 全日本F3選手権第10戦のスタート |
1セット目のニュータイヤを装着してのアタックから坪井、そして宮田莉朋（カローラ中京 Kuo TOM'S F317）が1分44秒台での攻防を展開していくが、まずは坪井が1分44秒277でトップにつけ、宮田、金丸悠（B-MAX RACING F3）と続く。
セッション残り10分というタイミングで、2セット目のニュータイヤでのアタックが展開されていくが、ここで坪井が1分43秒484というタイムを記録し、これまでのコースレコードタイムをブレイク。宮田も1分43秒681にタイムを上げるが、坪井のタイムには及ばず。坪井が第10戦・第11戦ともにポールポジションを決めた。
第10戦では2番手に宮田、3番手に金丸と続く結果に。大湯都史樹（TODA FIGHTEX）、河野駿佑（HubAuto F318）、阪口晴南（TODA FIGHTEX）と続く3列目までのグリッドとなった。
■坪井がスタートを決めリード広げる
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| 坪井翔（カローラ中京 Kuo TOM'S F317） |
7時間20分という長いインターバルを経て、8月18日（土）の午後4時10分にフォーメーションラップのスタートが切られた第10戦の決勝レース。やや風が強く、気温も下がったなかでスタートのときを迎えた。
スタートでは、ポールポジションの坪井がトップで1コーナーに入っていき、宮田が2番手へ続く。一方、その後方では3番手スタートの金丸のインに大湯が入り、大湯、金丸、阪口と続いていった。
一方、その後方では6番手争いが白熱する。2周目の3コーナーで、スタートで順位を上げた笹原右京（THREEBOND）のインに河野が入るが、さらにそのインを狙ったのは片山義章（YTB F318）。ここは河野、片山、笹原という順位に変化するが、続く5コーナーでは片山が河野をパス。ポイント圏内に浮上していった。
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| 宮田莉朋（カローラ中京 Kuo TOM'S F317） |
ただ、その直後の2周目終了後、笹原はオープニングラップからクラッチのトラブルが起き、ピットへ。マシンを下りてしまい、悔しいリタイアとなってしまった。
これで上位陣のオーダーは落ち着いたかのようにも見えたが、3番手を走る大湯の背後にはピタリと金丸がつけ、さらに阪口、そして6番手争いを制した片山が接近していく。4台は中盤、一団となって表彰台圏内をかけた戦いを展開していった。
■緊迫の3番手争いは大湯に軍配
中盤以降、接近戦が展開されていった3番手争いだが、僅差の争いのなか、11周目の90度コーナーで金丸がわずかにアウト側の出口でコースオフを喫してしまう。これで大湯と金丸の間隔がわずかに開き、金丸と阪口、片山の差が縮まっていく。
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| 大湯都史樹と金丸悠の争い |
12周目、4コーナーで片山が阪口のインを突こうとするも、阪口がポジションを守る。一方、コースアウトから立ち直った金丸はふたたび大湯に接近。ファイナルラップまで誰が表彰台に立つかはまったく分からない展開となっていった。
そんな表彰台争いを後目に、トップの坪井は14周をきっちりと走りきり、今季7勝目を飾った。2位は3.314秒差で宮田、そして緊迫の3番手争いを制した大湯が今季3回目・第8戦に続く表彰台を獲得した。
4位は惜しくも初表彰台はならなかった金丸、5位は阪口、6位は片山という結果に。ジェイク・パーソンズ（NODAレーシング）は今回は単独での走行となったが、しっかりと14位でチェッカーを受け、F3-Nのフルポイントを獲得している。
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| 全日本F3選手権第10戦 表彰台 |
金丸悠（B-MAX RACING F3） |
阪口晴南（TODA FIGHTEX） |
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| ジェイク・パーソンズ（NODAレーシング） |
河野駿佑（HubAuto F318） |
根本悠生（Albirex-RT） |
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| 藤波清斗（B-MAX RACING F3） |
DRAGON（TEAM DRAGON F3） |
笹原右京（THREEBOND） |
