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坪井が今季8勝目で3戦連続のフルポイント
金丸が3位争いを制し、初の表彰台を獲得

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 3レースが行われる全日本F3選手権第5ラウンドの2レース目、第11戦は8月19日(日)午前8時25分に決勝スタートのときを迎えた。8月18日(土)に行われた公式予選では、2セット目のニュータイヤでアタックを決めた坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が1分43秒657で第11戦のポールポジションを獲得した。

全日本F3選手権第11戦のスタート

 2番手に続いたのは宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、3番手には金丸悠(B-MAX RACING F3)がつけ、第10戦と同じトップ3に。4番手には阪口晴南(TODA FIGHTEX)がつけていた。

■中盤は激しいバトルが展開

 朝日が差すなか、迎えた第11戦のスタートでは、ポールポジションの坪井がスタートを決め、アウトから1コーナーへ。宮田が2番手、前日スタートでポジションを落とした金丸が3番手に続く。その背後では、阪口と大湯都史樹(TODA FIGHTEX)による4番手争いが展開された。

 その4番手争いには、前日クラッチトラブルにより悔しいリタイアを喫した笹原右京(THREEBOND)が近づく。3周目の5コーナーで阪口をパスした笹原は、6周目にはふたたび5コーナーで大湯をオーバーテイク。これで4番手まで浮上していく。

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 笹原にかわされた大湯には、今度は阪口が接近。6周目の5コーナーで鋭くインを突いた阪口が5番手に浮上していく。さらにその背後では、片山義章(YTB F318)を先頭に1周目に順位を落としていた河野駿佑(HubAuto F318)、そしてF3デビュー戦ながら尻上がりに調子を上げている藤波清斗(B-MAX RACING TEAM)、根本悠生(Albirex-RT)による激しいバトルが展開されていった。

 この戦いは河野に軍配が上がり7番手に浮上。藤波が8番手に続いていくが、根本、そして河野にかわされた際に順位を落としてしまった片山の戦いが終盤に至るまで続いていく。11周目、根本と片山は5コーナーあたりからサイド・バイ・サイドの戦いを展開する。

 ヘアピン立ち上がりでは片山が前に出ることに成功するが、コース右側のブロックラインをとった片山に対し、行き場をなくした根本が片山のリヤにヒットしてしまう。これで片山はスピンを喫し、ガードレールにクラッシュ。根本は「それまではいいバトルができていたんですが……。僕のミスです」と接触を悔やんでいた。

■坪井が逃げ切り8勝目

 一方で、序盤から坪井と宮田は接近した首位争いを展開していたが、終盤には1秒以上に差が開いていき、最後は1.448秒の差をつけチェッカーを受けた。坪井は8周目に1分44秒373をマークしてファステストラップの1ポイントも獲得。第8戦岡山、そして第10戦と3戦連続で12ポイントのフルマークを獲得した。

金丸悠(B-MAX RACING F3)

 2位に続いたのは宮田で、こちらも3戦連続の2位。3位争いは、ハイペースで迫った笹原がファイナルラップに金丸の背後につけ、90度コーナーでインを突いたが、金丸は冷静にクロスラインをとりチェッカーを受けた。ヨーロッパのカートで戦ってきたふたりのバトルは金丸が制し、自身にとって全日本F3選手権での初表彰台を獲得した。

 4位は笹原で、5位は阪口、6位は大湯という結果に。そして14位でチェッカーを受けたジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)は、F3-Nで全戦フルポイントを獲得してきた結果、2018年のF3-Nチャンピオンを決めている。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

全日本F3選手権第11戦 表彰台 笹原右京(THREEBOND) 大湯都史樹(TODA FIGHTEX)
河野と片山のバトル ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング) DRAGON(TEAM DRAGON F3)
三浦愛(EXEDY B-MAX F317) 久保田克昭(Planex スマカメ・F3) 根本悠生(Albirex-RT)


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