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フェネストラズがポール・トゥ・ウインで4連勝
片山がホームコースの岡山で嬉しい2位初表彰台

サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)
DRAGON(B-Max Racing with motopark)

 雨雲が通り過ぎ、爽やかな初夏の青空が広がった6月8日(土)の岡山国際サーキット。燦々と降り注ぐ陽光のもと、午後2時40分からは、全日本F3選手権第6戦の決勝が行われた。25周で争われたこのレースを制したのはサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)。片山義章(YTB by Carlin)が自身初となる2位表彰台、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が3位を獲得した。

 この第6戦に先立ち、午前9時25分からは30分間の予選が行われた。この予選では各ドライバーのベストタイムが第6戦のスターティンググリッド、セカンドベストタイムが第7戦のスターティンググリッドを決することになっている。かなり風が強いコンディションとなったこの予選では、ニュータイヤを2セット投入したチームと、3セット投入したチームに分かれている。その中でオートポリスに続いてポールを獲得したのはフェネストラズ。予選で3セットのニュータイヤを投入したフェネストラズは、最後のニュータイヤで見事ポールタイムを叩き出した。これに続いたのは、同じく3セットを投入した片山。岡山がホームコースの片山にとっては、これまでの自己最高位の2番グリッド獲得となった。3番手、4番手には2セットのみ使用した宮田とシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)。以下、3セット使用したエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)、2セット使用した阪口晴南(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。そして、阪口に続いたのは2セットを使用した大津弘樹(ThreeBond F318)。だが、大津は今回エンジンの換装を行なっているため、第6戦は5グリッド降格となっている。

 引き続き好天の元、第6戦の決勝は午後2時40分にフォーメーションラップがスタートした。この時、宮田、ミレッシ、大湯、河野、三浦愛(ThreeBond F314)、久保田克昭(Planex・スマカメ F3)は、予選で残していたニュータイヤを装着。その他のドライバーはユーズドタイヤでのコースインとなった。

 1周のフォーメーションラップ後、シグナルオールレッドからブラックアウト。レッドシグナルが5つ点灯してからブラックアウトまでの時間が少々長かったためか、待ちきれずに飛び出してしまったのは、5番グリッドのアーメド。まだブラックアウト前のジャンプスタートだったが、一気に先頭へ。また後方では久保田も同様に、ジャンプスタートを犯している。他のドライバーはブラックアウトと同時に綺麗なスタートを切った。

片山 義章(OIRC team YTB)

 1周を終えた時点でのオーダーは、アーメド、フェネストラズ、片山、宮田、ミレッシ、阪口、大湯、河野。だが、2周目を終えるところで、アーメドと久保田にはドライブスルーペナルティーが科せられた。これでトップに立ったのは、フェネストラズ。2番手に片山、3番手に宮田、4番手にミレッシ、5番手に阪口、6番手に大湯とオーダーは変わる。

 ここから1分23秒台のタイムを連発して、2番手以降を引き離し始めたのはトップのフェネストラズ。片山はクルマのバランスが完璧には決まっておらず、なかなか1分24秒を切れないでいた。その後方から迫ったのが、ペースに勝る宮田。だが、宮田もなかなか片山攻略のチャンスを掴めない。さらに、そのすぐ後ろではミレッシと阪口の4番手争いも接近戦となったが、こちらもなかなかポジションを入れ替えるまでには至らなかった。

■緊迫のファステストラップ争いが展開
宮田が最後に1ポイントをもぎ取る

宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

 スタートから10周を終えると、フェネストラズは片山に対して早くも5秒以上のマージンを築く。その時点のファステストラップ、1分23秒468をマークしていたのも、フェネストラズだった。だが、ここから1ポイントを賭けたファステスト争いは激しくなっていく。9周目に1分23秒871をマークしていた宮田は、翌周には1秒ほどタイムを落として片山との間にスペースを作ると、11周目には猛プッシュして1分23秒567をマーク。同様にスペースを作っては猛プッシュを繰り返し、14周目には1分23秒512、そして18周目には1分23秒449をマークして、ファステストラップタイムを更新する。対するフェネストラズは20周目に1分23秒406と宮田のベストタイムを上回り、再びファステストをマーク。しかし、24周を終えたところで、宮田が1分23秒295を叩き出して、最終的にファステストの1点をもぎ取った。

 レースは、PPの1ポイントに加えて、終始23秒台をキープして走り続けたフェネストラズが優勝。最終的には13秒以上ものマージンを築いて、25周のレースでトップチェッカーを受ける。これに続いて2位に入った片山は、嬉しい総合での初表彰台獲得となった。ファステストだけでなく、最後まで片山の攻略を狙った宮田は、オーバーテイクするところまでは至らず3位となった。だが、宮田にとっては、鈴鹿以来の表彰台。明日の第7戦ではフロントロウからスタートすることになっており、より上のポジションを目指すことになる。以下、4位にミレッシ、5位に阪口、6位に大湯。この3台も最後まで僅差の戦いを繰り広げていたが、順位は最後まで入れ替わらなかった。またマスタークラスでは、DRAGON(TEAM DRAGON F3)が嬉しい今季初優勝を果たしている。


リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

  • 大湯 都史樹(TODA RACING)
  • シャルル・ミレッシ(OIRC team YTB)
  • 片山 義章(OIRC team YTB)
  • 大津 弘樹(THREEBOND RACING)
  • DRAGON(B-Max Racing with motopark)
  • 河野 駿佑(RS FINE)
  • 阪口 晴南(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
  • アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark)


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