宮田が抜群のスタートを決めて今季2勝目をマーク
フェネストラズはファステストを奪うも5連勝ならず
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宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S) |
前日に引き続き初夏の好天に恵まれた6月9日(日)の岡山国際サーキット。午前10時からは全日本F3第7戦の決勝レースが行われた。前日より短い18周で争われたこのレースで、フロントロウから好スタートを決め、第2戦鈴鹿大会以来の今季2勝目をマークしたのは、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。PPスタートのサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)はスタートで出遅れ2位。オープニングラップで片山義章(YTB by Carlin)を捉えた阪口晴南(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が3位表彰台を獲得している。
前日の午前中に行われた予選のセカンドベストラップでグリッドが決まった第7戦。PPはフェネストラズ、2番手には宮田がつけた。以下、片山、阪口、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)、シャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、大津弘樹(ThreeBond F318)、アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark F3)、河野駿佑(RS FINE K&N F318)と続いている。
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阪口 晴南(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S) |
迎えた日曜日は、前日よりも風が弱く、日なたでは汗ばむような天候となる。そのコンディションの元、午前10時にフォーメーションラップがスタート。1周の隊列走行が終わると、全車が正規グリッドへ。シグナルオールレッドからブラックアウト。ここで抜群のクラッチミートを見せたのは、2番手スタートの宮田。「昨日のレース後、クラッチを交換してフィーリングが…」というフェネストラズは、出足が鈍り宮田の先行を許した。その後ろからは、片山もフェネストラズに並びかけたが、1コーナーではフェネストラズがポジションを守った。一方、片山の後方に迫ったのは、4番手スタートの阪口。阪口は予選で使わなかったニュータイヤをこのレースに投入。アトウッドカーブの立ち上がりでアウト側のラインを取ると、バックストレッチエンドで片山と並び、ヘアピンでオーバーテイクし3番手に。これに続いたのは。、ミレッシ、大湯、大津。5番グリッドだったアーメドはスタートに失敗し、10番手まで後退している。
■宮田とフェネストラズのファステストラップ争い
第7戦ではフェネストラズが1ポイントをもぎ取る
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宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S) サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark) |
トップに立った宮田は、そこからフェネストラズをジワジワと引き離して行き、3周目には1分22秒895、4周目には1分22秒798と、その時点でのファステストラップタイムを記録。その後も22秒台のタイムを連発して、ギャップを広げていった。一方のフェルストラズは「クルマのバランスがあまり決まっていなくて苦しんだ」と、5周目には宮田を上回る1分22秒586をマークし、ファステストをもぎ取ったものの、その後は22秒後半から23秒台前半にラップタイムが落ち、宮田に迫ることはできなかった。また、3番手以降もバラける形となり、阪口、片山、ミレッシ、大湯とそれぞれ単独走行状態となっている。この頃、次第に白熱してきたのは、8番手争い。スタートで出遅れたアーメドは、2周目にマスタークラスの山口大陸(タイロクレーシング28号)を捉えると、6周目には河野駿佑(RS FINE K&N F318)もパス。さらに大津に迫っていき、ここから2台の争いはさらに白熱するかと思われた。ところが、2台の差がコンマ7秒となった12周目の1コーナーで、大津が単独でコースアウト。マシン回収のために、コース上にはセーフティーカーが導入される。これで各車が持っていたマージンもリセットされることとなった。
大津のマシン回収が終わり、レースがリスタートしたのは17周終了時点。ここからわずか1周のスプリントレースとなったが、オーバーテイクの難しい岡山ということもあり、順位の入れ替わりは起こらなかった。その結果、宮田が第2戦鈴鹿大会以来の今季2勝目をマーク。フェネストラズは2位に終わり、5連勝はならなかった。3位には今回スポット参戦の阪口。以下、片山、ミレッシ、大湯までがポイントを獲得している。また、マスタークラスでは前戦の雪辱を晴らし山口が優勝。勝ち数を伸ばしている。
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- 片山 義章(OIRC team YTB)
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- サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)
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- 山口 大陸(TAIROKU RACING)
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- 山口 大陸(TAIROKU RACING)
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- 宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
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- エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark)
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- 宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)