ウェットではフェネストラズがトップタイムをマークも
2日目午後のドライコンディションで大津が速さを見せる
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大津 弘樹(THREEBOND RACING) |
■専有走行初日、ウェットでフェネストラズがトップに
6月下旬に行なわれた第4回大会から3週間。全日本F3選手権の第5回大会は7月13日(土)〜14日(日)、静岡県・富士スピードウェイに舞台を移すこととなった。
その公式日程に先立ち、11日(木)に2時間、12日(金)午前に1時間25分、午後に1時間25分と計約5時間の専有走行が行なわれた。今回、シャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)は負傷のため、また山口大陸(タイロクレーシング28号)は体調不良のため欠場し、出場するのは全12台に。また、久保田克昭(Planex・スマカメ F3)はスケジュールの問題から欠席となったが、代役として石澤浩紀がステアリングを握ることとなった。
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宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S) |
2日間3回にわたった専有走行で総合トップタイムをマークしたのは大津弘樹(ThreeBond F318)。以下、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)と続いている。
偏西風の蛇行によって日本列島には前線が停滞し、富士スピードウェイ周辺も11日(木)から天候が下り坂となった。初日の11日は走行開始2時間ほど前から雨が降り始め、次第に雨脚が強くなる。そのため午後2時から4時の間に行なわれたセッションも中盤以降はタイムが伸びなくなり、各ドライバーともにウェットコンディションでのマシンセットアップを進めたり、完熟走行を行なうことに。そんな中で1分49秒895のトップタイムをマークしたのはフェネストラズ。エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、河野駿佑(RS FINE K&N F318)、宮田がそれに続いている。
■2日目午後はドライへ、大津が総合トップタイムを記録
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サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark) |
一夜明けた12日は前夜から降り続く雨がさらに強く、ヘビーウェットの中で午前8時に走行スタート。セッションを通じて、多くのドライバーは1分51秒台から52秒台での走行となった。セッション折り返しの頃にはアーメドが13コーナー立ち上がりでスピン、ストップ。赤旗が提示される場面も。その後、セッション終盤には複数のドライバーがレインのニュータイヤを投入。チェッカーと同時にフェネストラズが1分50秒273をマークし、再びトップタイムをマークした。これに河野、ユーズドタイヤのみの走行だった宮田、アーメド、アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark F3)、大湯、小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)と続いている。
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片山 義章(OIRC team YTB) |
その後、天候は回復。午後0時30分からの3回目の専有走行の際には雨は完全に止み、路面の水も急激に少なくなってくる。ウェット路面ではあるものの、次第にレインタイヤで走ることが難しいコンディションとなっていった。そのセッション前半はフェネストラズが1分48秒817、大湯が1分48秒513、片山義章(YTB by Carlin)が1分47秒234というように、どんどんタイムが上がっていく状況に。そんな中、1分48秒492という自己ベストタイムを出し、一気にポジションを上げた石澤がダンロップコーナーでストップ。セッションは開始から約1時間というところで赤旗によって中断された。この間に路面コンディションはさらに好転。再開後は各ドライバーともにスリックタイヤに交換しての走行となり、ラップタイムも急激に縮まった。そして、チェッカーと同時に1分36秒031までタイムアップしてトップを奪ったのは大津。これに宮田、フェネストラズ、片山、小高、河野が続いた。
明日、13日(土)は終日曇りの予報が出ているが、トリッキーなコンディションに終始した2日間の専有走行の結果からは、予選&決勝で速さを見せるドライバーを予想するのは難しいところだが、長いストレート区間を持ち、オーバーテイクが可能な高速サーキット・富士スピードウェイを舞台に、非常に興味深い戦いが予想される。
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- 大湯 都史樹(TODA RACING)
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- 石澤 浩紀(Hanashima Racing)
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- サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)
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- 三浦 愛(THREEBOND RACING)
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- DRAGON(B-Max Racing with motopark)
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- 河野 駿佑(RS FINE)
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- 小高 一斗(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)
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- アメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark)
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- エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark)