全日本F3選手権 第12戦決勝上位ドライバーコメント
■第12戦 優勝
サッシャ・フェネストラズ
(B-Max Racing with motopark F3/Car No.11/B-Max Racing with motopark/Spiess A41)
「今日のキーポイントはいいスタートが切れるかどうかだった。実際はすごくいいわけではなかったけれど、トップに立つには十分なスタートが切れて、1コーナーにリードして入ることができたよ。序盤はしっかりとギャップを築くことに集中して、ある程度差が広がったところからは落ち着いて安定して走ることを心がけた。昨日は僕自身のミスで残念な結果になってしまったので、その分も取り返そう、ひとつでも多くのことを学んでいこうと思って走った。次のSUGOに向けてはまだ課題があるので、少しでも周りとの差を詰められるように、そして、いいレースができるように準備していきたいね」
■第12戦 2位
エナム・アーメド
(B-Max Racing with motopark F3/Car No.65/B-Max Racing with motopark/Spiess A41 )
「前を走っている宮田(莉朋)選手になんとか追いつこうと頑張った。僕自身は最終セクターがあまり得意ではなくて、予選でもそこで遅れを取っていたけれど、宮田選手のラインを後ろで見ながら、だんだんうまく走れるようになった。トムスのマシンはダウンフォースを少なめにしていたのでストレートでは勝負できないし、その前に勝負をするしかないと思っていた。コカ・コーラコーナーまでの長いバトルで抜くことができて良かったよ。富士はテストの時はあまり調子が良くなかったから、それを考えれば今週末の結果は自分たちにとって満足のいくものだった。SUGOも引き続き頑張るよ」
■第12戦 3位
宮田莉朋
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.36/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31 )
「スタートの反応は良かったのですが、加速が良くなかったです。途中から雨量が増えてコンディションが悪くなっていく中で、最初からグリップ不足を感じている状況でした。最終的には抜かれてしまいましたが、今回は練習走行から雨の時のモトパーク勢が速かったので、(エナム)アーメド選手を長い間押さえられたことは少しは良かったかなと思います。シリーズチャンピオンに向けて厳しくなり、この先(のレース)は絶対に落とせないと思っています。ドライコンディションに関してはチームといいクルマに仕上げられていると思いますし、SUGOに対してもいい印象があるので、さらに良くしていけたらと思います。ウェットに関しては今回良くなかった原因を探して、次こそ勝てるように頑張ります」
■第12戦 Master Class優勝
DRAGON
(TEAM DRAGON F3/Car No.30/B-Max Racing with motopark/Spiess A41)
「この週末はマスタークラスのエントリーが僕だけだったので、今日は近い位置で走るドライバーがおらず、単独走行のレースになりました。大きなミスなく走りきれたのは良かったですね。次のSUGOは僕自身が一番得意に思っているコースなので、マスタークラスだけでなく、総合順位の中でもポイントを獲れる位置で走れるように頑張りたいです。チーム全体で振り返ってみても、いろいろなことがあって釈然としない部分はありますが、結果的に1-2フィニッシュになり、ランキングでもトップ3にふたりが入ったので、この状況を維持して残りのレースも進めていきたいです」