●全日本F3選手権 第8 ・9戦 予選上位ドライバーコメント
■第8戦予選:PP 第9戦予選:PP
関口 雄飛
(B-MAX ENGINEERING/Car.No50/B-MAX F308/トヨタトムス1AZ-FE)
「昨日は雨が降ってしまってタイミング的にちゃんとしたアタックが出来ず、総合タイムは伸びなかったのですが、午後の走行の終盤、セクター1と2が乾いて来た状況ではフィーリングも良く全開で行けていましたので、悪くはないと思っていました。ただ、ニュータイヤを履いたのが自分くらいで、あとのドライバーは中古が多かったと聞いていたので実際にはどうなのか分からなかったんですが、今日少しセッティングを微調整して臨んだ予選では、クルマのフィーリングも凄く良くてアタック自体もほぼミスなくまとめることが出来ました。予選2回目のほうが少し路面温度が上がったせいか、多少リヤが滑りやすくてタイムは伸びなかったものの、2戦ともポールが獲れましたし、良い感じです。ここは予選順位が重要ですし、今のところ問題無しですね」
■第8戦予選:2位 第9戦予選:2位
安田 裕信
(ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/スリーボンド東名SR20VE)
「昨日と違って、今日は暑くなったせいかセクター1と2でのグリップを失ったような感じで、昨日に比べてフィーリングは悪化していました。そのためにトップの関口選手にはセクター1と2で差をつけられている状況です。自分なりにかなりプッシュしたのですが、今の自分たちの状況の中では限界のタイムだったように思いますし、決勝ではなんとかうまく帳尻を合わせてトップとの差を縮めなければならないと思います。インターバルにかなりセットアップを変えて、多少ギャップは縮まったものの、そのレベルでは追いつかないくらいの差がありました。決勝では前に出られればなんとかなると思いますし、スタートで頑張ります」
■第8戦予選:3位 第9戦予選:3位
山内 英輝
(HANASHIMA RACING/Car.No5/PLANEX ハナシマ F308/トヨタハナシマ1AZ-FE)
「バランス的には昨日とそれほど大きくは変わっていないのですが、ニュータイヤを履いて周りのドライバーのタイムがかなり上がったのに対して、自分たちがタイムをきちんと上げ切れていないというのが凄く大きな問題だと思います。トップの関口選手がかなり速いという印象ですが、路面温度がかなり上がったことについても、チームでうまく内圧など対応してくれたと思うのですが……。フィーリングとしてもそれほど悪くなかったのに、このタイム差というのはちょっと深刻ですが、決勝までになんとか対策を考えて前に行きたいでですね」
■第8戦予選:4位 第9戦予選:4位
リチャード・ブラッドレー
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス1AZ-FE)
「かなり良くなって来たんじゃないかな。ある程度予想していたタイムやポジションに届いたというか、関口選手は非常に速すぎたと思うけれど、安田選手に対して1回目がコンマ5秒差、2回目はコンマ3秒差だったし、富士からさらにステップアップ出来たように思うよ。ここまで予選で思うように行かない展開が続いていたけれど、少しずつニュータイヤの使い方も良くなって来ているし、元々レースでのパフォーマンスは予選ほど悪くなかったので、今週の決勝は期待出来るんじゃないかな。ここはスタートから1コーナーのブレーキングまでが200mちょっとしかないけれど、オーバーテイクの難しいサーキットだから、とにかくスタートがポイントになるだろうね」
■第8戦予選:PP 第9戦予選:PP
千代 勝正
(NDDP RACING/Car.No23/NDDP RACING)
「昨日からクルマも決まっていましたし、今日もフィーリングが良くて、本当に走っていて気持ちの良い予選でした。もてぎに向けて、チームがいろいろ準備して、良いクルマを作ってくれたお陰だと思います。事前にもてぎにテストに来たのですが、台風でしたしコンディションが今週とはあまりに違うので、結果としてはあまり意味はなかったかもしれません(笑)。ただここは、去年優勝しているコースなので僕自身、自信を持って走れていますし、チームもマシンのセットアップをかなり考えて来てくれたので……。路面温度が上がってタイヤ的にも良い状態は1周だったと思いますが、そこにうまく集中してバシッとタイムを出せたように思います。前回スタート直後に接触してリタイアしているので、今週末の決勝ではとにかく接触しないできっちりゴールしたいですね」
■第8戦予選:2位 第9戦予選:2位
ギャリー・トンプソン
(SGC by KCMG/Car.No20/SGC by KCMG)
「予選はかなり良かったよ。昨日の練習走行ではトップタイムだったのだから、予選2番手は悔しいけれど決して悪いポジションじゃないからね。フロントロウからのスタートならば、決勝でチャレンジするには良いスターティングポジションだし、今季ここまでは予選よりも決勝で良いパフォーマンスを出せるという展開が多かった。だから、その状況が今週末も続いていてくれたら良いな。みんなここはオーバーテイクが難しいというけれど、去年僕はここで抜いたことがあると思うし、今日はどうかな。とにかくフロントロウだし、スタートさえしっかり決めれば良いレースが出来るんじゃないかな」
■第8戦予選:3位 第9戦予選:5位
野尻 智紀
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F307)
「予選2回目に関しては、インターバルにセッティングを僕がリクエストしたとおりに変えてもらったのですが、それが良くなかったですね。自分でもっと考えて進めなければ行けなかったところかなと思います。予選1回目に関しても、セクター1が少し遅いというのは、昨日から分かっていたのですが、それが直らなくて。ただ、2回目に向けて1〜2コーナーのアプローチの部分を変えて行ったことで、クルマ的に良くない部分はあったものの、セクターのタイム的にが上がって違う走り方をしてちょっとタイムの上がる感覚は掴めたと思います。ただ、2回目に関しては完全に自分のミスですし、走りに関しても昨日から遅く、自分が上手く走れていないので、まだまだ頑張らなければダメだと思います」
■第8戦予選:4位 第9戦予選:3位
佐々木 大樹
(NDDP RACING/Car.No22/NDDP RACING)
「クルマが滑ってしまって、調子自体は今ひとつでした。けれど、1周しかタイムが出ないところで、なんとかうまくまとめることができたので、予選2回目は3番手に入れたんだと思います。昨日よりも暑くなったことで、タイヤの温め方などとても難しい予選になりましたし、昨日思うように走れなかった中では、両レースともにクラス2列目からのスタートですから、決して状況は悪くないと思います。2戦ともに2位以上は絶対に行きたいなと。特に明日は3番手スタートなので、今日のレースでファステストを獲って良い感じで明日につなげたいですね」
■第8戦予選:5位 第9戦予選:4位
三浦 和樹
(HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING F307)
「昨日はクルマのバランスが凄く良かったんですが、ハーフウエットのコンディションの中満足にアタックは出来ませんでしたが、ある程度自信を持って今日の予選を迎えました。ただ、昨日はニュータイヤを履いていなかったこともあって、ユーズドとニュータイヤとのフィーリングの違いなどが僕のコメントからうまく伝わらず、さらに自分のドライビングで状況にうまく合わせることも出来ずにタイムがうまく出せませんでした。なんとか巻き返せるよう決勝で頑張ります」