●第5ラウンド岡山金曜占有走行
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Cクラスでは関口vs安田、Nクラスでは三つ巴の戦いに
雨もようであった予報とは裏腹に、薄曇りから晴れ間が覗く中で午前10時10分にスタートした午前のセッション。
開始15分の段階では、スリーボンドの安田裕信が早々に1分27秒243でトップに立つも、徐々にタイムを上げ始めたPETRONAS TEAM TOM'Sの蒲生尚弥、ハナシマレーシングの山内英輝が27秒台に突入し、開始30分の段階では安田、蒲生、山内がトップ3。Nクラスでは同様にNDDP RACINGの千代勝正が1分28秒703にまでタイムを伸ばすが、午前10時40分を過ぎたところで、トムススピリットの中山雄一が1分28秒533でクラストップに躍り出る。
その後しばらくこう着状態となったが、午前11時06分に千代がNクラスのトップタイムを1分28秒370へと塗り替えることに。
残り20分を切ったところで、そこまで下位に沈んでいたB-MAX ENGINEERINGの関口雄飛が1分26秒550をマークし、一気に総合トップに浮上。さらに残り10分を切り、多くの陣営がニュータイヤでコースインし始めると、タイム更新が続き、安田、山内も1分26秒台に突入。チェッカー目前に山内が1分26秒494をたたき出し逆転、最終的に午前のトップは山内が獲得した。関口、安田が2〜3番手につけ、蒲生、リチャード・ブラッドレー、そして今回初参戦となったSGC by KCMGのマシュー・ホーソンが4〜6番手に。
同様にラスト10分にタイムアップの相次いだNクラスでは、前戦もてぎで初優勝を飾ったSGC by KCMGのギャリー・トンプソンが1分27秒933でクラストップ。これにHFDP RACINGの野尻智紀が僅差で続き、千代、三浦和樹、中山雄一、佐々木大樹というオーダーに。なお、ハナシマレーシングの石川資章は今回参戦を見送っている。
午後1時40分、午後のセッションがスタート。午前を上回る暑さとなる中、序盤は蒲生が1分27秒770でトップに立ち、これを関口が逆転、1分26秒890で首位に躍り出たところで、2コーナー先で蒲生がスピンを喫してくラッシュ。幸い蒲生に怪我はなかったが、残念ながらマシンに大きなダメージを受け、セッション中の復帰はならず。
再開後には一時雨がパラパラと落ちる状況もあったが、午後2時29分には安田が1分26秒836でトップに。10分後には関口が再度1分26秒705で首位に返り咲き、セッションは残り30分に突入する。
残り25分の段階で、やや早めのニュータイヤ投入となった安田が1分26秒082と大幅にタイムアップし再びトップに浮上するが、残り3分の段階で山内が1分26秒501で2番手につけるも、終盤にニュータイヤを履いた関口がチェッカーを受けると同時に1分26秒063と僅かに安田を逆転。最終的にこの日の総合トップを奪った。
「ややミスもあったので、うまくいけば25秒台に入れていたと思います。トップとはいえ、もてぎほどは差がなく、安田選手も速いので気を抜かずに明日の予選に臨みます」と関口。山内、ブラッドレー、蒲生、ホーソンが総合での3〜6番手となった。
一方Nクラスでは、序盤野尻、三浦のHFDP RACINGコンビが1分28秒台後半のタイムで1−2番手につけるも、午後2時にトンプソンが1分26秒610で逆転。トンプソン、野尻、さらには中山も加わって、セッション半ばには1分28秒台前半での首位争いが続いた。
しかし、午後2時37分に早めのニュータイヤを履いた中山雄一が1分27秒998と28秒を切り、しばし首位争いは膠着。残り10分を切り、再び争いが激化し一時はトンプソンが1分27秒932でトップに浮上も、これを野尻が1分27秒869でひっくり返しトップに。
トンプソンは1分27秒919、1分27秒911と詰め寄ったが、惜しくも野尻には届かず、そのまま野尻が総合でのNクラス首位に。トンプソンが2番手、中山は3番手。三浦、千代、佐々木がこれに続く結果となった。