●全日本F3選手権 第10 ・11戦 予選上位ドライバーコメント
■第10戦予選:PP 第11戦予選:PP
関口 雄飛
(B-MAX ENGINEERING/Car.No50/B-MAX F308/トヨタトムス1AZ-FE)
「予選1回目は、昨日から少しセットアップを変更していったのが上手く行った感じでした。予選2回目は、ちょっとアタックのタイミングを遅らせたら、1台マシンが止まっていてイエローフラッグが出ていたので、3周目にアタック出来なくて。結果的に翌周のセクター3ではかなりグリップダウンしている状態でのタイムなので、本来ならもっとコンマ2秒くらいはタイムが出ていたと思います。ですから、予選2回目のタイムだけを見ると昨日同様僅差になっていますが、そのマイナス分がありますから、内容的には良いのかなと捉えています。これで6戦連続ポールになりますが、ポールだけでも1ポイントもらえますし、決勝でも勝ってファステストも獲れれば良いですね。それで(ランキング首位の)安田選手が2位ではなく3〜4位だったら、もっとうれしいんですが(笑)」
■第10戦予選:2位 第11戦予選:3位
山内 英輝
(HANASHIMA RACING/Car.No5/PLANEX ハナシマ F308/トヨタハナシマ1AZ-FE)
「自分なりに良いアタックが出来たんですが、それを1周うまくまとめるという部分で今ひとつでした。セクターベストを足して行けば、ちゃんとポールタイムが出ているだけに、そこが本当に悔しいなと思います。予選1回目から2回目に向けては、自分がちゃんとまとめさえすればポールが獲れると思ったのでクルマは変えないで行きました。予選1回目はタイヤの温め方も悪かったと思いますね。気持ちが先走ってしまって。フロントタイヤをもっとちゃんと温めて行けば、と反省して2回目に行ったので、2回目はそのあたりはうまくコントロール出来ていたと思いますが、セクターによっては1回目より悪かった部分があるので残念です。決勝では優勝を狙える位置からスタート出来ますので、この悔しい気持ちをぶつけて決勝で勝てるように頑張ります」
■第10戦予選:3位 第11戦予選:2位
安田 裕信
(ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/スリーボンド東名SR20VE)
「予選1回目に、少し勝負を賭けてタイヤの内圧を高めて行ったんですが、それが大失敗でした。予選2回目はそこを調整し直して、なんとか帳尻を合わせることが出来たんですが、みんな同じ状況だったとは思いますが、ベストラップの際にイエローが出ていたのでアタック出来なくて。セクター1〜2でコンマ1〜2秒は詰めていたんですが……。ただ、4台くらいのタイム差が一気に無くなっているので、もてぎとは状況が違いますし、決勝では良いレースが出来ると思います」
■第10戦予選:4位 第11戦予選:5位
リチャード・ブラッドレー
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス1AZ-FE)
「昨日よりは状況は良いかな。昨日はかなりセットアップに苦戦したからね。それで今日はかなりラジカルな、ギャンブルに近いようなセットアップ変更をしたんだ。それでなんとか2番手あたりからコンマ3〜4秒のところにつけられたと思う。チームメイトの蒲生選手も同様に苦戦しているけれど、彼よりも前のグリッドを手に出来たことはまずまず。そんなに状況は悪くないと言えるんじゃないかな。ユーズドタイヤでのペースは悪くないし、決勝でも行けると思う。特に最初の3〜4周は結構速いと思うから、良いレースが出来ると期待しているよ」
■第10戦予選:5位 第11戦予選:4位
蒲生 尚弥
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス1AZ-FE)
「昨日の午後にクラッシュしてしまって、少しセットアップが煮詰め切れていなかったこともあったのですが、予選1回目は3周タイヤを温めてアタックしたのですが、4周目ではもうリヤのグリップが落ち始めていて……。それでタイムが今ひとつだったのですが、インターバルに少しセットを修正してもらって、予選2回目には計測3周目に早めにアタックしたらそこそこのタイムが出ました。ただ、それでも少し負けているので、まだ詰める必要があると思います。もてぎに比べればトップとの差は縮まっているので、良い方向には向かっていると思いますし、ここは地元なので少しでも良いレースが出来るように決勝までいろいろ考えて臨みたいと思います」
■第10戦予選:6位 第11戦予選:6位
マシュー・ホーソン
(SGC by KCMG/Car.No19/SGC by KCMG/トヨタトムス3S-GE)
「以前はアジアンF3を戦っていたけれど、ここ2〜3年ほどはF3から遠ざかっていたんだ。久々のF3だけれど、プロフェッショナルな全日本F3に参戦出来てうれしく思うよ。僕のパッケージは旧型シャシーにCクラス仕様のエンジンを搭載しているので、そう簡単にはトップと同じペースで走ることは出来ないだろうけれど、今回は最初のレースでもあるし、昨日の午後に初めてヨコハマのニュータイヤを履いたことを考えると、今日の予選でも徐々にタイム差が縮められているのでまずまずだと思う。ステップbyステップで、次の鈴鹿、そして菅生ではさらに良くなって行けると思うよ」
■第10戦予選:PP 第11戦予選:PP
野尻 智紀
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F307)
「昨日の練習走行では結構接戦だったので、今日の予選も同じような戦いになるかなと思っていたのですが、走ってみると意外と……。僕自身、昨日よりかなりタイムが上がりましたし、凄くクルマのフィーリングも良くて。走り出してから、そんなに自分のドライビングを修正することなく、乗りやすいクルマでタイムも良く、本当にクルマとフィットした感じがありました。その結果、2番手とのタイム差もありましたし、それで連続ポールが獲れたのでここまでは順調です。ここ数戦、ちょっと結果が良くなかったのですが、今週末は24ポイント持ち帰るつもりで決勝も頑張ります」
■第10戦予選:2位 第11戦予選:5位
ギャリー・トンプソン
(SGC by KCMG/Car.No20/SGC by KCMG)
「予選1回目はまずまずだったと思うよ。トップとはコンマ4秒くらい離されてしまったけれど、フィーリングはそれほど悪くなかったんだ。インターバルにギャップを詰めようと、セットアップを修正して行って、かなりフィーリングが良くなっていただけに、予選2回目のミスが痛いね。アタックラップでセクターベストを続けて行っていたのに、セクター3で攻め過ぎたのか、スピンしてイン側のガードレールにクラッシュしてしまったんだ。そのせいで明日は5番手スタートになってしまったけれど、なんとか挽回出来るよう頑張るよ」
■第10戦予選:4位 第11戦予選:2位
佐々木 大樹
(NDDP RACING/Car.No22/NDDP RACING)
「昨日は全然グリッブしなくて1秒くらい周囲よりも遅かったんですが、今日の予選に向けてセットアップを大幅に変えたらグリップ感が凄く良くなって。自分のドライビングが少し出来るようになって、気分的にも"これなら行ける!"とテンションが上がりました(笑)。予選2回目もその方法でさらにセットアップを振って行ったら、なおさら良くなって昨日とは打って変わってタイムが良くなりました。昨日より気温、路面温度が下がって涼しいのが大きいと思います。このところスタートを失敗しているので、明日につなげるためにも今日こそは決めないと。2年目の若手で勝っていないのは僕だけなんで、そろそろ勝ちたいですね」
■第10戦予選:3位 第11戦予選:3位
中山 雄一
(TOM'S SPIRIT/Car.No37/TDP SPIRIT F307)
「タイムが思っていたよりも出なかったですね。自分の感覚では、マシンのフィーリングもそれほど悪くはないのですが、少し他の人よりも走っている速度域が違うのかもしれないなと感じています。前のマシンとコンマ3〜4秒負けているのですが、どこが、というよりもたぶん全体的に僅かずつ遅いんじゃないかと。たぶん、もっと速度を上げて行くと、クルマ的にも改善すべき点が見えてくるのかもしれません。全体的にやや低めのレベルでまとまってしまっている感じです。決勝のスタートには自信があるので、なんとか前に出て抑え切ることが出来れば。間のCクラスのマシンがどういう動きをするかもポイントになりそうです」