arcive
 
calender driver team ranking result report

09

Round 14-16 菅生11.9.22-4
● 占有走行 ● Round14.15 予選上位
 ドライバーコメント
● Round14 レポート ● Round14 決勝上位
 ドライバーコメント
● Round15 レポート

● Round16 レポート

● Round16 決勝上位
 ドライバーコメント
 
   

●全日本F3選手権 第15戦 決勝


●関口が5勝目をマークも、安田不運なスピンで明暗。
 Cクラスは 6ポイント差に Nクラスでは佐々木大樹が悲願の初優勝!

 土曜の公式予選によって決した第15戦のグリッドは、フロントロウに関口雄飛と山内英輝が並び、16ポイント差と前日僅かながらリードを広げたポイントリーダー・安田裕信が3番手。これにリチャード・ブラッドレー、Nクラスのポールシッター野尻智紀、Cクラスのマシュー・ホーソンを間において、野尻に1ポイント差と肉薄した中山雄一、同じく8ポイント差の千代勝正、佐々木大樹、ギャリー・トンプソン、小泉洋史、野呂立、クラッシュのため予選アタック出来なかった蒲生尚弥、三浦和樹が続く結果となった。

 気温17℃、路面温度21℃という肌寒いコンディションとなった日曜の午前8時半、第15戦決勝のフォーメイションラップがスタート。1周の後、いよいよ午後8時33分にレッドシグナルがブラックアウトした。

 アウト側のポールポジションからスタートした関口は、まずまずの動きだしでトップのまま1コーナーへ進入も、クラッチの不調もあり動きだしの鈍かった山内は遅れ、代わって安田が2番手に浮上する。

 ところが、2コーナー付近で安田に山内が追突してしまい、安田はスピンアウトを喫してしまう。このアクシデントを避けようと、後続がブレーキを踏む中で、ホーソンの背後でNクラスのトップを争っていた中山がホーソンのリヤに乗り上げてクラッシュ。中山のアウト側にいた野尻は行き場を失ってコースオフを強いられるアクシデントが発生する。

 1周目を終え、上位は関口、山内、ブラッドレー、蒲生、さらにNクラストップに躍り出た佐々木、千代、トンプソン、三浦、小泉、野呂と続き、その後にコース復帰した野尻、安田が最後尾から追いかけるという予期せぬ展開。ホーソンはピットに戻ってリタイア、中山はピットでフロントウイングを修復しレースに戻るも、結局3周リタイアの憂き目に。

 トップ関口は3周目に1分15秒376でファステストラップを獲得すると、山内に2秒以上の接近を許さずレースをコントロール。しかし、こうした展開の中、13周目には2番手山内に対し、安田に追突したアクシデントに関してドライブスルーペナルティーが科せられることに。これを受けて15周目に山内がピットインすると、代わってブラッドレー、蒲生が2〜3番手に浮上し、山内は4番手に後退する。

 結局関口は独走状態のままトップフィニッシュ。ブラッドレー、蒲生のトムス勢が2〜3位を得て、山内は4位。総合7番手まで追い上げるも、安田はクラス5位に終わり、フルポイントの12ポイントを加算した関口が最終戦を残し、トップ安田に6ポイント差に迫ることとなった。

 一方、Nクラスではスタート直後にトップに立った佐々木が序盤に2秒近いギャップを築くも、背後から千代が徐々に間合いを詰め始める。9周目以降は1秒を切り、コンマ5秒前後に迫った千代はだったが、佐々木は冷静にこれに対処。3番手トンプソン以下を引き離し、チームメイト同士のマッチレースの様相となるが、順位は最後まで入れ替わることは無く、佐々木が念願のF3初優勝をマーク。千代は2番手でチェッカー。13周目にハイポイントコーナーでコースアウトを喫しリタイアとなったトンプソンに代わり、3位に入ったのは野尻。チームメイトの三浦をかわして表彰台を獲得した上、ファステストラップを手中に納めた野尻は、アクシデントでの傷を最小限にとどめることに成功。千代、中山に対し8ポイントのリードを持って第16戦に臨むこととなった。



Formula 3 9/25 第15戦 総合結果
Pos No Class Name Nat Team Type Engine Laps Total Time km/h Delay Fastest Lap
1 50 C 1 Y.Sekiguchi
関口 雄飛
JPN B-MAX F308 DALLARA F308  1AZ-FE 25 31'58.646 173.76 1'15.376 3
2 36 C 2 RICHARD
BRADLEY
SIN PETRONAS TOM'S F308 DALLARA F308 1AZ-FE 25 32'09.066 172.821 10.42 1'16.138 4
3 1 C 3 N.Gamo
蒲生 尚弥
JPN PETRONAS TOM'S F308 DALLARA F308 1AZ-FE 25 32'09.705 172.764 11.059 1'15.932 14
4 5 C 4 H.Yamauchi
山内 英輝
JPN PLANEXハナシマ F308 DALLARA F308 1AZ-FE 25 32'21.659 171.7 23.013 1'15.618 5
5 22 N 1 D.Sasaki
佐々木 大樹
JPN NDDP RACING DALLARA F306 3S-GE 25 32'32.674 170.732 34.028 1'17.212 5
6 23 N 2 K.Chiyo
千代 勝正
JPN NDDP RACING DALLARA F306 3S-GE 25 32'33.212 170.685 34.566 1'17.116 9
7 12 C 5 H.Yasuda
安田 裕信
JPN ThreeBond DALLARA F309 SR20VE 25 32'35.821 170.457 37.175 1'15.864 3
8 8 N 3 T.Nojiri
野尻 智紀
JPN HFDP RACING F307 DALLARA F307 3S-GE 25 32'40.303 170.067 41.657 1'16.771 10
9 7 N 4 K.Miura
三浦 和樹
JPN HFDP RACING F307 DALLARA F307 3S-GE 25 32'47.118 169.478 48.472 1'17.547 9
10 77 N 5 T.Noro
野呂 立
JPN CMS☆WAKOS☆F306 DALLARA F306 3S-GE 24 32'13.337 165.542 1 Lap 1'18.700 14
11 6 N 6 H.Koizumi
小泉 洋史
JPN ハッピーチョコレートF306 DALLARA F306  3S-GE 24 32'14.436 165.448 1 Lap 1'18.789 4
以上 規定周回数完走:
  20 N Gary
THOMPSON
IRL SGC by KCMG DALLARA F307 3S-GE 12 15'44.835 169.367 13 Laps 1'17.182 5
  37 N Y.Nakayama
中山 雄一
JPN TDP SPIRIT F306 DALLARA F306 3S-GE 3 6'36.666 100.856 22 Laps 1'20.976 3
  19 C Matthew
HOWSON
GBR SGC by KCMG DALLARA F306 3S-GE 1 1'57.734 113.267 24 Laps 1'57.734 1
ベストラップ: 50 Y.Sekiguchi/関口 雄飛   1'15.376   3/25  176.917km/h ※No.5の車両は、2011年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条12.1)違反(衝突・プッシング)により、ドライビングスルーペナルティが科され、ペナルティポイント1点された。(裁定時刻 8:52)





gotoback
li