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もてぎラウンドの専有走行は
坪井がベストタイムで終える

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 富士スピードウェイでの第6大会から3週間。全日本F3選手権は、第7大会となるもてぎ大会を迎えた。このラウンドは7月29日(土)に第14戦が、30日(日)に第15戦/第16戦が開催される3レース制であることから、シリーズ終盤戦の重要なラウンドとなることが予想された。

高星明誠(B-MAX NDDP F3)

 そんな第7大会は7月27日(木)の午後2時から専有走行1回目が行われた。今回はF3-Nに藤井敬士(Planex スマカメ・F308)、平優弥(Green Brave with TCS)というふたりのドライバーが加わり合計19台のエントリーとなったが、さらにそれに加え、27日の専有走行と28日(金)の午前セッションに、2018年から導入される新型F3-N車両のシェイクダウンのため、テストカーとして18号車が走行した。27日は関口雄飛が、28日午前は佐々木大樹がドライブし、無事に走行を終えている。

 曇り空の下、午後2時からスタートした木曜専有走行だが、三浦愛(EXEDY B-Max F317)が開始45分にピットロード入口でストップしたため赤旗中断。また、開始から1時間40分というところでも平が同じくピットロード入口で停止したため赤旗に。二度のレッドフラッグとなった。

 セッション開始時こそ細かい雨粒が舞っていたものの、終始ドライコンディションのまま行われた木曜専有走行は、最終的に1分44秒596というベストタイムをマークしたアレックス・パロウ(THREEBOND)のタイムが最速に。2番手には高星明誠(B-MAX NDDP F3)が、そして3番手には阪口晴南(HFDP RACING F316)がつけた。

■金曜は坪井がベストタイム

アレックス・パロウ(THREEBOND)

 明けて7月28日のもてぎは、前日に続き曇天。午前10時15分に午前のセッションがスタートしていった。早朝には雨が降り出しそうな雲も出ていたものの、開始から10分も過ぎるころには日が射しはじめ、気温も上昇した。

 このセッションは一度も赤旗中断がないまま走行が推移。上位陣では序盤から1分45秒台のタイムが記録され、終盤には予選アタックシミュレーションが行われることになるが、最終的にトップタイムとなったのは、チェッカー周にマークされた高星の1分45秒038。次いで坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が2番手に、パロウが3番手に続いた。

 インターバルの他カテゴリーの走行で赤旗が出たこともあり、午後のセッションは5分遅れの午後2時50分にスタートした。途中、SYUJI(B-Max Racing F306)がピット入口でストップしたりしたシーンはあったが、午後も赤旗が出ることなく走行は終了している。

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)

 このセッションも終了間際に各車がアタックを展開しているが、ここで1分44秒729というタイムをマークしたのは坪井だ。0.231秒差の2番手には高星が、0.241秒差の3番手にはパロウがつけ、このラウンドも三者の拮抗した戦いが予想される専有走行となった。

「木曜、金曜午前とも自分のミスもあり本来のアタックができていなかったので、トップは見えると思ってセットアップを進めていました。金曜午後にニュータイヤを履いたときにまとめることができて、トップタイムをマークできました」と坪井。

「チャンピオン争いからは点差も離れていて厳しい状況ですが、今回の3レースを獲ることができれば何があるか分からないと思います。今日のタイムも良かったので、3レースの勝利、ファステストラップとポールポジションもすべてこだわってやっていきたいと思います」

■F3-Nはスポット参戦の平がベストタイム

平優弥(Green Brave with TCS)

 F3-Nは、木曜の専有走行こそランキング首位のDRAGON(B-Max Racing F306)が1分48秒478をマークしベストタイムとなったが、金曜2専有走行では、午前、午後ともに今回スポット参戦している平優弥がベストタイムをマーク。DRAGON、そして藤井敬士というトップ3で専有走行を終えた。

「今まで乗って来たミドルフォーミュラのマシンとは違ってパワーもダウンフォースもあるので、それにどれだけ対応できるかが自分へのチャレンジでした。F3-Nはクセもなくて、自分のドライブにニュートラルに応えてくれました。安定してドライブできたので、走行を重ねるたびに自信を深めることができました」と平は走行後語った。

 また、3番手につけた藤井も「今までのクルマに比べても乗りやすかったです。でも逆に、その分速さを突き詰めなければならず、その点は大変でしたね。もてぎは相性も良く、シミュレーターで練習したりしていたので、走り出しからタイムを出すことができました」と振り返った。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

大津弘樹(TODA FIGHTEX) 阪口晴南(HFDP RACING F316) 片山義章(OIRC F315)
イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315) 山口大陸(タイロクレーシング28号) DRAGON(B-Max Racing F306)
藤井敬士(Planex スマカメ・F308) アレックス・ヤン(HuaJiangHU F3) 18年F3-NのTEST CAR


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