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1ラウンド4レースのSUGO大会開幕
宮田がトップタイムで3回の専有走行を終える

宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 2018年の全日本F3選手権も残すところ2ラウンド。第7大会の舞台となるのは、今季2回目の開催となるスポーツランドSUGOだ。今回は2回中止になってしまった第9戦と、当初予定されていた第15戦/第16戦/第17戦という4レースが行われることになる。

河野駿佑(HubAuto F318)

 また今大会は、久保田克昭がドライブしていたHANASHIMA RACINGの5号車に小高一斗が乗り込むことに。またB-MAX RACING TEAMの21号車は、第5大会もてぎ以来の参戦となる藤波清斗がドライブすることになった。

 ただ迎えた9月27日(木)の専有走行1回目は雨模様。走行開始となる午後2時には小降りとなったが、雲が低く垂れ込め路面はフルウエットのまま走行がスタートした。スリッピーな路面も影響してか、途中山口大陸(タイロクレーシング28号)が馬の背で、また小高、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が4コーナーでコースアウト。合計3回の赤旗が提示されている。また走行終了時には2コーナーでは三浦愛(EXEDY B-MAX F317)がコースアウトを喫した。

 2時間の走行のなか上位のタイム差は僅差で、河野駿佑(HubAuto F318)が1分27秒484でトップタイム。2番手には笹原右京(THREEBOND)が1分27秒645で続き、3番手には宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が1分27秒820で続いた。小高は4番手で走行を終えている。

 待望の初タイトルに王手をかけている坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)は10番手。「本来雨は得意だったはずなのですが、いろいろやりすぎてしまい、うまくアタックできませんでした。悪循環になってしまいましたね」と専有走行1回目を振り返った。

■ドライの専有走行2回目は坪井が首位

坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)

 走行2日目となる9月28日(金)は、午前9時から専有走行2回目がスタートした。前日までのウエットコンディションとはうって変わり、この日は晴天。爽やかな秋空の下で走行がスタートしていった。

 ところどころ濡れた部分はありながら、ドライコンディションでの走行となった専有走行2回目では、途中開始から30分を過ぎたあたりで、前日首位の河野が2コーナーでコースアウト。赤旗が提示されている。

 残り10分を切ったあたりから続々とタイムも上がり始め、笹原右京(THREEBOND)がまずは1分13秒台に入れると、翌周にはさらにタイムアップし、1分13秒648へ。タイミングモニターのトップに躍り出た。

 しかし残り4分というところで、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が1分13秒415までタイムを上げると、金丸悠(B-MAX RACING F3)、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)らもタイムアップ。さらに残り3分を切ったところで、坪井が1分13秒280へ。翌周には宮田が、さらに坪井と、タイムの塗り替えが続いていった。

 最終的に専有走行2回目は坪井が1分13秒676でトップタイム。2番手は宮田と、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sがワン・ツー。金丸、大湯、笹原と続くトップ5となった。

■午後は宮田が首位。坪井、笹原が続く

笹原右京(THREEBOND)

 午後1時10分からスタートした専有走行3回目は、午前に引き続き晴天。秋晴れのなかでセッションがスタートしていった。途中、開始から35分あたりで片山義章(YTB F318)が4コーナーでコースアウト。一度赤旗が提示されている。また、このセッションでは阪口晴南(TODA FIGHTEX)がトラブルのため2周しか走行することができなかった。

 専有走行3回目では、上位陣は1分14秒台前半のラップタイムで走行を続けることに。中盤までは宮田が1分14秒252でトップにつけていたが、小高が1分14秒073をマーク。終盤までタイミングモニターの首位につけた。

 しかし、セッションも残り時間が少なくなると、各車が続々とタイムアップ。坪井が1分13秒795をマークすると、さらに金丸が1分13秒677へ。そして、そのふたりを宮田が1分13秒413で上回るなど、午前と同じ顔ぶれとなっていった。

 セッション終了4分前、さらに1分13秒136までタイムを縮めた宮田は、最終的に3回の専有走行のトップタイムをマーク。終了2分前に1分13秒163をマークした坪井が2番手となった。3番手には、同じく終了間際に1分13秒428にタイムを上げた笹原となっている。金丸が4番手、大湯が5番手で続いた。

大湯都史樹(TODA FIGHTEX)

「前日は雨だったので、誰が速いのかも分からない状況でしたが、上位につけることはできたので、今までの雨のレースに比べれば手ごたえはありました。今日はドライで鈴鹿以来となる専有走行でのトップタイムだったので、天候がどうなるかは分かりませんが、できればドライで走りたいですし、予選でもトップに立ちたいと思います」と宮田。

 また坪井は、「SUGOは1周が短いので僅差になってしまいますし、うまく決めたもの勝ちかな、と思っています。あとは予選で路温を合わせるだけとは思いますが、予選では前に出ることが重要です。ポールを獲ることができれば、自ずといろいろなものが見えてきますし、勝ってチャンピオンを決めたいと思います」と語った。

 一方3番手につけた笹原は「ドライでは午後からフィーリングも良くなりましたが、途中フィーリングが悪くなってしまう状況があったので、原因を突き止めないといけません。でも今までSUGOは苦手意識があったなかで、今回はかなりベースもできてきたと思います」と語っている。

 明日は公式予選と第15戦、第16戦とふたつの決勝が予定されている。台風接近が報じられる中、どのような週末となるか楽しみだ。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

阪口晴南(TODA FIGHTEX) 小高一斗(Planex スマカメ・F3) 根本悠生(Albirex-RT)
片山義章(YTB F318) 藤波清斗 (B-MAX RACING F3) 三浦愛(EXEDY B-MAX F317)
山口大陸(タイロクレーシング28号) DRAGON(TEAM DRAGON F3) ジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)


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