全日本F3選手権 第16戦決勝上位ドライバーコメント
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全日本F3選手権第16戦レース後の記者会見の様子 |
■第16戦 優勝
坪井翔
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.36/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「第16戦は、僕はユーズドタイヤを選択していて、宮田選手はニュータイヤだったので、『自分の方がペースは悪いかもしれない』と予想してのレースでした。序盤で逃げられるだけ逃げたかったのですが、スタートは良かったものの、1〜2周目のペースがとても悪く、なかなか逃げる展開にできませんでしたね。それほど濡れているわけではないけれど滑りやすい路面だったし、毎周のように状況も変わっていて、トップで走っている以上リスキーな部分で攻められなかったのですが、それはまだ自分の弱いところだなと反省もしています。路面が乾いてきてからはペースも上がってきたのでファステストラップを狙いたかったですが、そんな状況ではなかったです。明日は雨でのレースになると思います。もともと得意にはしているのですが、木曜日のウエットコンディションでの走行がいい形で終えられていないので、不安要素はあります。しかしポールポジションからスタートできるのは一番のメリットなので、いいレースをしたいです」
■第16戦 2位
宮田莉朋
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.37/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スタートで出遅れてしまいましたが、セクター3ぐらいまでは離されずについていけました。ただ最終コーナーでものすごくダウンフォースが抜けてしまい、順位を落としそうになってしまいました。それ以降も、接近するとダウンフォースが抜けてしまって理想のラインで走れなかったり、難しい状況でしたね。その中でもニュータイヤで走っていましたし、ベストを尽くすことだけを考えて走った結果ファステストラップが獲れたので、いいレースにできたかなと思います。明日は雨のレースだと思いますが、木曜日の雨の専有走行で坪井選手のタイムがあまり良くなかったのが意外でしたが、練習通りであればチャンスがあるかもしれません。2番手からなので、スタートに集中していきます。僕自身雨のペースが良くないのは以前からの課題なので、それもしっかり改善できるように頑張ります」
■第16戦 3位
笹原右京
(THREEBOND/Car No.12/ThreeBond Racing/ThreeBond TOMEI TB14F3)
「第15戦ではスタートを失敗してしまったので、まずはスタートを決めることに集中しました。1周目に宮田選手を抜けるチャンスが巡ってきましたが、仕掛ける距離までは一歩及ばなかったです。終盤、もしかしたら雨が降るかもしれないと予想していたので、とりあえずついていけばチャンスがあるのではと必死についていきましたが、やはり途中から少しずつ離される展開でした。雨が降ってきた中では、トップの2台よりもペースが良かったので少し追いつきましたが、それでもオーバーテイクできるところまでは近づけなかったので、なんとも言えず悔しいレースになりました。明日はフルウエットでのレースが予想されていますが、木曜日の専有走行でも非常に調子が良かったですし、僕自身雨はとても好きなので、3番手スタートで視界は悪くなりますが関係なく攻めて、トップを獲りにいきたいと思います」
■第16戦 15位(F3-N優勝)
ジェイク・パーソンズ
(NODAレーシング/Car No.10/NODA RACING/VOLKSWAGEN A18)
「スタート前に少し雨が降ってきて、ウエットコンディションでのレースになった。序盤は速いクルマがうしろからくる状況で始まり、かなり路面も滑りやすく、どれぐらい攻められるのかの状況判断がとても難しいレースだったね。そんな中ではコンスタントに走れるよう集中したし、できる限りのベストは尽くせたと思う。終盤にかけて雨の量も増えたように思うけれど、そこでも乱れることなく自分の走りができた。第15戦から第16戦にかけていくつかセットアップを変えたけれど、フィーリングとしては悪くなかったね。第15戦と同じようなコンディションだったら、もっといいレースができたと思う。このままの流れで、明日もベストな走りができたらいいね」