全日本F3選手権 第9戦決勝上位ドライバーコメント
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全日本F3選手権第9戦レース後の記者会見の様子 |
■第9戦 優勝
坪井翔
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.36/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「ドライバーにとってもチームにとっても、1大会4レースというのは本当に大変でしたが、結果的に4連勝できて、いい週末になったと思います。1レース目で雨のペースが良かったので、何もなければ速さは十分ある、勝負はスタートのみと思っていました。雨のスタートは今まで不安要素を抱えていましたが、それもかなり良くなっていたので、それを継続していければ抜かれることはないという自信ももっていました。トップを守れてからは、ファステストラップを獲ることもそうですが、どこまで後続を引き離せるかというのもチャレンジだったのですが、レース後半ではあまり引き離すことができず、前半から後半にかけてのペースの落差が大きかったなと感じています。それは課題として残ったので、原因を探らないといけないですが、タイヤのいいところを使ってしっかりタイムは出せました。最終大会の富士も確実にいきたいですし、連勝記録も伸ばし続けなければと思います」
■第9戦 2位
宮田莉朋
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.37/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「第17戦はスタートで失敗してしまい、その後のペースも良くなかったので、その両方を改善しなければと思いながらレースに挑みました。スタートは良かったのですが、ペースはまったく上げられなかったです。練習ではまずまずだったのですが、そこからどうしてこれほどフィーリングが悪くなってしまったのか、次までに分析しないといけないと感じました。富士、岡山、そして今回と雨の走行がありましたが、いいフィーリングを得られるときもあったのにそれが維持できず、どうすればその状態にもっていけるか、見つかっていないというのが現状です。それでも、今回もドライビングでいろいろ試したことがあるので、次の富士大会がどんなコンディションでのレースになるかは分からないですが、トライを続けていきたいと思います」
■第9戦 3位
笹原右京
(THREEBOND/Car No.12/ThreeBond Racing/ThreeBond TOMEI TB14F3)
「スタートで宮田選手に並びかけることはできたのですが、追い抜くまでには至らず、そこからは前にマシンがいたのでなかなか自分のペースにもっていくことができませんでした。かといってオーバーテイクできる距離までは近づけず、なるべく近い距離にはいたいと必死にプッシュしましたが、第17戦よりもペースの浮き沈みが大きく、少しずつ離れてしまいました。自分自身のドライビングミスも多かったので、反省点の多いレースになってしまいました。今週末、4レースすべてで表彰台に上がれたことは今までの大会に比べればポジティブにとらえられる点だと思います。最終大会の富士は、F3で初めて表彰台に上がれたコース。チームとしてもいいペースをもっているサーキットだと思います。いい流れを維持して、富士ではなんとか1勝挙げられるように頑張ります」