全日本F3選手権 第18戦決勝上位ドライバーコメント
■第18戦 優勝
サッシャ・フェネストラズ
(B-Max Racing with motopark F3/Car No.11/B-Max Racing with motopark/Spiess A41)
「本当に幸せだ。この選手権として最後のシーズンにチャンピオンになれたことも、今日のレースで勝てたこともうれしい。とてもいいスタートを切れて宮田(莉朋)選手を押さえることができた。彼はかなりプッシュしてきていたから、おそらく僕らよりもいいタイヤで走っていたんだと思うけど、ミスすることなくトップを守れたのでいいレースができたと思う。ファステストラップを自分が獲れているかどうか、相手のラップタイムがどうなのかは、無線では伝えてもらわないようにしていた。常にベストを尽くして走ることに集中したかったからね。それにポジションをキープして優勝すればタイトルが獲れることも分かっていたので、必要のない情報を入れずに走ることに集中したよ」
■第18戦 2位
宮田莉朋
(カローラ中京 Kuo TOM'S F317/Car No.36/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「新品タイヤを1セット残していたのでスタートに賭けていましたが、フライングした選手に引っかかり、ポジション取りでロスしてしまいました。その後も、いつもならダウンフォースが抜けて2秒ぐらいはギャップが広がってしまうんですけど、この週末の最後のレースでしたし、勝たなければタイトルの可能性もなくなってしまうので、ずっとプッシュして相手がミスした時には絶対につかまえられるように狙っていました。ですが、チャンスはなかったですね。次の岡山もここと同じように抜けないサーキットなので、予選でトップを獲らないと勝てないと思います。クルマのポテンシャルをさらに引き出せるよう、自分も成長できるよう、残り2レースを全力で勝ちにいきたいと思います」
■第18戦 3位
大津弘樹
(ThreeBond F318/Car No.12/THREEBOND RACING/ThreeBond TOMEI TB14F3)
「今週末の1レース目(第16戦)で4位になれたことで、今回のレースは4番手からのスタートでした。それがあったからこそ今回表彰台に上がれたと思っています。もちろん1レース目は表彰台を獲得できたレースを落としていますし、今回も大湯(都史樹)選手がペナルティで下がったことで自分が上がることができただけなので、まだまだ足りない部分はありますが、このレースに向けてセットアップやその他にもいろいろと変更していて、それらがいい方向に進みました。1レース1レース得られるものも多いので、次の岡山に向けてはさらに速さに磨きをかけて、絶対に優勝してシーズンを締めくくりたいと思います」
■第18戦 Master Class優勝
DRAGON
(TEAM DRAGON F3/Car No.30/B-Max Racing with motopark/Spiess A41)
「今回のレースは第1レース(第16戦)の結果でスターティンググリッドが決まるので、後ろに3〜4台(リタイアやペナルティで下位に沈んだ)若手ドライバーがいたんです。今週末は、若いドライバーたちに一矢報いるところまでタイムを詰められていなかったので、最後のレースも彼らのバトルに水を差さないように先行させました。途中で混乱があった時にもう一度下がってきたクルマもあって、抵抗はできたかもしれないですが、絡んでもよくないと冷静に考えてあえて先行させました。開幕の鈴鹿と今回の大会が自分の中では不発に終わりましたが、岡山は得意なサーキットですし、41年の歴史を持つ全日本F3の最後の大会なので、ぜひ若手ドライバーたちに一矢報いることができるように頑張ります」