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いよいよ2017年シーズン開幕
専有走行は宮田莉朋が総合ベストタイム

第1ラウンド岡山の専有走行でベストタイムをマークした宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)

 いよいよ2017年の全日本F3選手権の開幕のときがやってきた。まだ朝晩は冷え込むものの、春を感じさせる陽気となった3月30日(木)の午後2時から、岡山県の岡山国際サーキットで開幕ラウンドの専有走行がスタートしたのだ。

大津弘樹(TODA FIGHTEX)

 鈴鹿サーキット、そして富士スピードウェイでの合同テストを経て迎えた今回の岡山ラウンドだが、岡山でのF3の走行は多くが今シーズン初めてということもあり、開始から土曜の予選、第1戦決勝に向けて各陣営が積極的に走行を進めていく。そのなかで大津弘樹(TODA FIGHTEX)や高星明誠(B-MAX NDDP F3)らが1分22秒台にまずは突入。そして初めてのコースでもこれまですぐにタイムを出してきたアレックス・パロウ(THREEBOND)も22秒台に入っていく。

 そんななか、開始から24分というところで長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)が1コーナーアウト側にコースオフ。一度目の赤旗が提示される。再開後、パロウ、高星、そして坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が1分21秒台へ。開始から1時間半というところでは、坪井が1分21秒836というこの時点でのファステストをマークしていた。

 少しずつ気温も下がり、路面コンディションも上がっていくなかで、午後4時03分にはレッドマン〜ホッブスコーナーの間で長谷川がストップ。このセッションで2回目の赤旗となってしまう。

アレックス・パロウ(THREEBOND)

 その後、終盤には各陣営がニュータイヤを投入し、今回30分1回で行われる予選を意識したアタックシミュレーションを実施。チェッカー間際に坪井が1分21秒640までタイムを縮め、3時間のセッションのトップタイムをマークした。

 2番手には、残り20分というところで1分21秒656をマークした大津がつけ、パロウが3番手に。高星、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)と続き、地元戦で意気込む片山義章(OIRC F315)が6番手に続いた。F3-Nでは、67周と多くの周回を走り込んだ霜野誠友(CMS AVANTECH F306)が1分25秒188をマーク。植田正幸(Rn 山下製作所 F308)、DRAGON(B-Max Racing F306)というトップ3となった。

■2日目はウエットコンディションに

 一夜明けた3月31日(金)は午前は9時40分から、午後は1時50分からと1時間30分ずつのセッションが2回用意され、各陣営では予選、決勝に向け走行を重ねる予定だった。しかし、午前の走行開始からわずか10分ほどというところで、コースの一部ではポツポツと雨が。

高星明誠(B-MAX NDDP F3)

 その後、雨は徐々に強さを増し一気にウエットコンディションへと変化。しばらく1台も走行しない時間が続いたが、ブルーノ・カルネイロ(AlbirexRT-WILSON)がまずはウエットタイヤでコースへ。続々とウエットに履き替えコースに入っていった。

 そんななか、午前11時00分あたりで宮田がホッブスコーナーでコースオフ。タイヤバリアに接触してしまい、このセッション最初の赤旗が出る。また、午前11時09分にはアトウッドカーブの進入で阪口晴南がストップ。この回収のためにふたたび赤旗が提示され、そのまま午前の走行は終了となってしまった。

 ベストタイムは1分21秒176をマークした宮田で、坪井が2番手、パロウが3番手となったが、各車のベストはいずれもドライコンディション時にマークされたもの。F3-NはDRAGONが最速、霜野が2番手となった。

 降り続く雨は昼のインターバルを経ても弱まることはなく、午後1時50分からのセッションもコースは完全にフルウエット。各車とも大きな水しぶきを上げながら走行を重ねていった。

片山義章(OIRC F315)

 そんななか、開始から8分後には大津がウイリアムズコーナーでコースアウト。また、午後2時15分には吉田基良(B-Max Racing F306)が同じくウイリアムズコーナーでストップ。さらに、午後2時35分には、ウイリアムズコーナーからアトウッドカーブの間で片山義章(OIRC F315)がクラッシュ。赤旗が続いてしまった。

 さらに、みぞれ混じりとなった最後はヘアピンコーナーでアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が高星にヒット。2台ともにコースアウトを喫し、この車両回収のために再度赤旗提示。そのままセッションは終了となった。

 この午後の走行では、数台のマシンが来季以降の導入を見据えたヨコハマの新たなウエットタイヤをテストしたが、テストを担当した坪井が1分36秒480というタイムをマークしている。また、大津が2番手で続き、パロウが3番手となった。F3-NはDRAGONが1分48秒794をマークし最速となった。

 全日本F3選手権の開幕岡山ラウンドは、いよいよ4月1日(土)の午前9時15分から予選がスタートする。

リザルト・エントリーリストのPDFはこちらへ

ブルーノ・カルネイロ(AlbirexRT-WILSON) イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315) アレックス・パロウ(THREEBOND)
霜野誠友(CMS AVANTECH F306) 阪口晴南(HFDP RACING F316) アレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)
山口大陸(タイロクレーシング28号) 坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317) 長谷川良哉(Alb新潟第1ホテルSuger)
DRAGON(B-Max Racing F306) 三浦愛(EXEDY B-Max F317) 植田正幸(Rn 山下製作所 F308)


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