●F3選手権 第3 ・4戦 予選上位ドライバーコメント
(※第5戦の決勝グリッドは、第3戦決勝のベストラップにて決定)
■第3戦予選:PP 第4戦予選:PP
安田 裕信
(ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/スリーボンド東名SR20VE)
「雨の方が僕らにとっては良かったかもしれませんね! 自分自身雨が得意ですし、雨量が多ければ多いほど、自分にとってアドバンテージになったとは思いますが、それでも1回目は雨量が多すぎて、これで本当に予選が出来るのかと思うほどだったので、ちょっと様子見で行きました。その分、2回目は最後にプッシュして良いタイムが出せたので、自分としても、納得でした。コースアウトしてしまうとすべてを台無しにしてしまうので、序盤は慎重に行って、最後に帳尻を合わせたような感じです。タイヤ的には、終盤少し落ちたようなフィーリングはあったのですが、そこは自分がプッシュして。結果的にちょうど良かったんだと思います。決勝も雨になるかもしれませんが、スタートで前に出ることさえ出来れば多分勝てるんじゃないかと思います」
■第3戦予選:2位 第4戦予選:2位
山内 英輝
(HANASHIMA RACING/Car.No5/PLANEX ハナシマ F308/トヨタハナシマ1AZ-FE)
「走り始めからクルマのフィーリングは良かったので、セッション序盤はずっとトップにいたと思うんですが、両方とも終盤に抜かれてしまう展開になってしまって。最後のアタックでは位置取りが悪くて、ペースの遅いクルマに引っかかってしまって……。1回目の予選でもセクターベストで5秒くらい遅くなって最後のアタックを止めてしまいましたし、2回目の予選でも、最後のアタックではセクター3でかなりタイムが上がっていたものの、その前にセクター1のコカコーラ・コーナーまでずっと引っかかってしまったので、それが無ければポールに届いたかもしれないと思います。ただ、それも運なので、仕方ないですね。決勝のコンディションはどうなるか分かりませんが、出来れば最初のうちにバーンと前に出ておきたいところです」
■第3戦予選:3位 第4戦予選:4位
蒲生 尚弥
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス1AZ-FE)
「うまく行かなかったですね。予選1回目の最初、赤旗が出る前は雨量ももの凄く、まっすぐ走ることも困難な状況でしたが、中断の間に少し調整してもらって、走れるようになったのですが、それでもうまく走れなかったというか、かなりトップとの差が大きいので……。そのあたり、何が原因なのかをちゃんと考えて、決勝までに解決しないといけないですね。ドライビングの面でも、クルマの面でも改善するべきところがあるように思います。ADVANのウエットタイヤでの初めての予選だったのですが、タイヤ的には全然問題ありませんでした。決勝では、自分の出来ることをしっかりやるしかないですし、焦っても仕方が無いので、(余計なことは)何も考えずに臨みたいと思います」
■第3戦予選:4位 第4戦予選:3位
関口 雄飛
(B-MAX ENGINEERING/Car.No50/B-MAX F308/トヨタトムス1AZ-FE)
「久しぶりのF3での予選でしたし、初めてのADVANタイヤでのアタックだったのですが、ピット位置がちょうど中間あたりだったこともあり、位置的に微妙なところに入ってしまったというか、ペース的にも詰まって思うように走れなかったし、水煙が凄くて視界が悪くて。1回目は本当にポジション取りを失敗しました。その点、2回目の予選では少し間を空けていったので最初から結構良いタイムが出たんですが、少しアンダーステアが強かったので、終盤あまりタイムを削れなかったですね。決勝はコンディションがどうなるか分かりませんが、さっきのような雨量だと、もう3〜4番手でも前が見えない状態なので、なんとかスタートでポジションを上げたいですね。せめて2番手くらいまで行けば、トップとラインをずらすなどして視界を確保出来ますから。セットアップを含め、少し変えて決勝を戦うことになるでしょうね」
■第3戦予選:PP 第4戦予選:3位
中山 雄一
(TOM'S SPIRIT/Car.No37/TDP SPIRIT F307)
「1回目は計測が3周しかなくて、マシンうんぬんではなく自分がどこまで攻められるかという状況だったと思います。ですが、その中でポールが獲れたということは自信に繋がったと思います。2回目の予選に向けては1回目の状況からマシンのセットアップを修正していったのですが、セクター3は良くなったものの、他のセクターで今ひとつで、バランスとしては良くなかったのかなと。それに最終ラップが一番雨量が少なく、コンディション的にも良かったと思うのですが、そこをうまく捕まえられなかったのが3番手になった要因だと思います。Cクラス勢に混じってのレースになるかもしれませんが、そのあたりうまく流れを掴んでミスなく戦いたいですね」
■第3戦予選:2位 第4戦予選:PP
千代 勝正
(NDDP RACING/Car.No23/NDDP RACING)
「雨の中で、走っていてボードも見えないし、他のドライバーがどのぐらいタイムが出ているのかも分からない状況だったのですが、毎周どんどんタイヤに熱が入っていって、状態が良くなる方向でした。コンディションも雨量が徐々に減って、走れば走るほどタイムが上がって行く感じで、とにかくクルマを信じて1周1周プッシュして行きました。その中で、ポールが獲れた2回目の予選ではチェッカーが出て最後の最後までアタック出来たことが大きかったと思います。決勝では、特に第4戦でCクラス勢が後ろに4台もいるので、Cクラスのマシンをうまく使って逃げ切れれば。基本的にはスタートと前半勝負になるかもしれませんが、Cクラスのほうがゼロ加速が速いので、スタート直後の1コーナーでは何台かに行かれてしまうかも……。富士は1コーナーまで長いですからね。それでも頑張りますよ!」
■第3戦予選:3位 第4戦予選:2位
ギャリー・トンプソン
(SGC by KCMG/Car.No20/SGC by KCMG)
「ADVANのウエットタイヤではあまり練習出来ていない中、初めてのウエットでの予選になったけれど、僕たちにとってはかなり良いセッションになったね。1回目の予選はかなり雨量が多く、まさにエクストリームウエットって感じだった。新しいウエットタイヤでどこまでのパフォーマンスが出せるのかを探りながらのアタックだったけれど、結果として良いグリッドが獲れてハッピーだね。予選2回目は、特にファイナルラップでいったんトップに立ったようだし、まずまずだったと思う。それでも、明日の第4戦決勝はセカンドロウからのスタートになるというのは、ちょっとびっくりだね。何台かのCクラス勢よりも速かったということだから。でも、決勝でも出来れば僕らに風が吹いてほしいな。もちろんCクラス勢とのクラッシュは無しでね(笑)」