●ドライに転じた第4戦は安田裕信が今季2勝目!
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難しいコンディションとなった土曜から一転、ドライコンディションとなった日曜の富士。この第4戦のフロントロウには、昨日スピンで優勝を逃した安田裕信と山内英輝が並ぶが、なんと2列目にはNクラスの千代勝正とギャリー・トンプソンがつける。さらに3列目には関口雄飛、蒲生尚弥とCクラス勢が並ぶも、再び4列目に中山雄一、三浦和樹が続き、野尻智紀、リチャード・ブラッドレー、佐々木大樹、西本直樹、野呂立、石川資章というオーダーで、まさに両クラスが入乱れるグリッドとなった。
午前10時58分、レッドシグナルが消えた瞬間、フロントロウの2台はまずまずの動き出しを見せるが、トンプソンがスタートに失敗。さらに好スタートを決めた蒲生が、関口をかわして総合4番手に浮上を果たす。
Cクラスでは安田、山内、蒲生、関口、ブラッドレー、西本というオーダーでの攻防となったが、トップ安田はじりじりと山内を引き離す展開。激しさを極めたのは蒲生と関口の3番手争いで、3周目にファステストラップを叩き出した関口が、幾度となく蒲生に仕掛けて行く。9周目の1コーナーではいったん関口が蒲生を捕らえたかに見えたが、蒲生も立ち上がりで踏ん張ってこれを許さず、3番手を死守。
15周目には、ほぼ1周に渡ってテール・トゥ・ノーズのこの両者による見応えのある攻防が続いたが、翌16周目のダンロップコーナーで関口が蒲生を捕らえ、ついに3番手に浮上することに。
しかし、この時点でトップ安田は7秒以上前方におり、2番手山内も3秒半のマージンを築いている状態。結局安田が危なげなく逃げ切ってポール・トゥ・ウイン。前日の悔しさを晴らす、今季2勝目を飾ることに。
2位は山内、3位に関口。以下蒲生、ブラッドレー、西本となった。
Nクラスでは、トップの千代は1周目を総合4番手で終えるなど、序盤1〜2周をCクラス勢の中で周回。その間に、2番手トンプソンとのギャップを1秒半〜2秒とした千代は、レース序盤を有利な展開に持ち込むことに成功する。
後方では、スタートでポジションを落とした野尻がじりじりと順位を挽回。僚友・三浦をパスしクラス3番手に浮上すると、15周目にはついにトンプソンをオーバーテイクし2番手に。
ラスト5周、野尻の追い上げに対してトップ千代も踏ん張り、結局1秒2差で逃げ切ったのは千代。鈴鹿での第2戦以来の今季2勝目を飾ることとなった。2位は野尻、3位にはトンプソン。以下三浦、中山、佐々木、野呂、石川が続いた。
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